2017-12-11 07:58 | カテゴリ:未分類

先日、全国のテレビや新聞紙上で取り上げられたのが、以下のTBS Newsの「鶏むね肉」料理である。これらの記事ではすべて「鶏むね肉」が “高たんぱく”かつ “低カロリー” で「ヘルシー」だという理由で評価されていた。

 

実は、今年の初頭のWINEPブログでは、今年が鶏(とり)年であることにかこつけて、「鶏むね肉」の紹介を少し詳しくしておいた。もう11か月が経過しているが、記事の中身は古くないと思います。

  

「鶏の胸肉」は脳の老化を防ぐ: 酉(とり)年にちなんで

http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-2125.html

 

その時は、この「鶏むね肉」に1%も含まれているジペプチドである「カルノシン」や「アンセリン」が、活性酸素の消去剤として、激しい運動のあとの筋肉の疲労回復ばかりでなく、過酷な知的労働での脳などでも発生する活性酸素による脳の老化予防に効く可能性が高いと思われる(久恒辰博・東大新領域創成研究科准教授)という説を紹介しておいた。残念ながら、今回の「今年の一皿料理」の表彰理由には「脳の老化防止」は強調されなかったようだが。
    

 
 最も世相を映した料理、今年の一皿は「鶏むね肉」

41539分 TBS News

グルメサイトが決める世相を最も映した料理、“今年の一皿”。去年は「パクチー」でしたが、今年選ばれたのは、ヘルシーさが人気の、あの料理でした。そのヒットのきっかけは、まさかの「発想の転換」でした。

 ランナーたちで賑わう都内の公園。向かいのこのレストランでランナーに人気の料理には、ある食材が欠かせません。

 「ヘルシーです」(ランナー)

 「タンパク質がとりたい」(ランナー)

 大手グルメサイトが発表した、今年、最も世相を表した料理に贈られる“今年の一皿”。去年は流行にもなった「パクチー」が受賞しましたが、今年は・・・

 「鶏むね肉料理です」

 ランナーたちに人気のメニューも、真空パックを使って低温で茹でることでしっとりと仕上げた「鶏むね肉のコンフィ」です。

 「(売り上げは)右肩上がりで伸びている」(グランミール 松井聡 社長)

 低カロリーで、脂質や糖質が少ない「鶏むね肉」。健康志向の高まりとともに、需要は急拡大しました。

 けん引役となったのは、鶏むね肉が原料の、コンビニでおなじみ、「サラダチキン」でした。セブンイレブンでの販売をきっかけにブームに火がつき、各社とも毎年、売上記録を更新し続けています。ただ、このサラダチキン、生みの親は、実はコンビニではありません。

 宮城県内の工場で作られているのは、もちろん「サラダチキン」。

 「南部どりのむね肉を味付けして蒸して焼いた商品をサラダチキンと命名したのが始まり」(アマタケ 井上彰 執行役員)

 岩手県に本社を置く、この食品メーカーでは、他社に先がけ、2001年に販売を始めました。元祖「サラダチキン」です。

 「むね肉は、ちょっと販売が苦戦」(アマタケ 井上彰 執行役員)

 今でこそ、「ヘルシー」のイメージですが、20年前は「鶏むね肉は、『パサついていて、おいしくない』」と人気がなかったと言います。鶏一羽からもも肉と同じ量が取れるにもかかわらず、安い値段でしか売れなかった「むね肉」。そこで、精肉売り場だけでなく、サラダコーナーでも置いてもらえるよう、調理いらずのサラダチキンを開発しました。ただ、当初売り上げの伸びは「そこそこ」。その後の爆発的なヒットのきっかけは、2014年に行った「ある改良」でした。

 「思い切って皮をはいで、販売しようかなと」(アマタケ 井上彰 執行役員)

 なんと、これまで肉にくっついていた「鶏の皮」をはいだのです。「鶏皮を取り除くとおいしさが失われる」というのが、当時の精肉業界の常識でした。しかし、皮をとることで、従来品より、およそ4割もカロリーをカットできたのです。この決断が大当たり。今では年間1100万パックを売り上げる看板商品となりました。

 「おいしいだけではなくて、(ヘルシーという)プラスアルファを求めた商品作りが、今のお客様に支持を受けたのかなと思います」(アマタケ 井上彰 執行役員)

 発想の転換が生んだ“今年の一皿”。来年はどんな料理が登場するのでしょうか。

 

   
付記:福島県川俣町も、原発事故で重大な放射能被害を受けて、住民が避難し、有名な川俣シャモの工場が数年閉鎖されていました。2015年ころから、このシャモ料理が復活して、飲食店でも提供され始めました(シャモをどこで飼育しているのかわからないですが)。先日放射能調査の帰りに、川俣町の道の駅で2頭の燻製川俣シャモを土産に買いました。もちろん「むね肉」の効用を意識してですが。ついでにシャモラーメンを付近の店で爺さんばあさんが調理している店で食べました。おいしかったです。(森敏)

2017-12-04 06:21 | カテゴリ:未分類

クサレダマはアキノキリンソウに似ていたが、小生には全く同定できなかった植物なので、若林芳樹さん(株 アスコット)にお手数を煩わせて同定してもらった。(図1)
   
「クサレダマ サクラソウ科オカトラノオ属
マメ科のレダマに似ていて草本であることからついた名前といわれていますが、マメ科のレダマにはあまり似ていません。やや湿った場所を好み群生することが多く黄色の花はよく目立ちます」ということです。
      
  この植物の場合放射線像では花器が強く汚染して見えます(図2、図3)。しかし実際の放射能濃度は葉や茎とあまり違いがありません(表1)。花器は花弁・がく・未熟種子などが重なって乾燥されているので、強く汚染しているように見えるのです。 しかし、生殖器に放射能が移行していることはほかの植物の場合と変わりないと思われます。この時点では種子をまだ採取できなかったのですが。
     
 
スライド1  
 
(図1) クサレダマ
       
 
スライド2
 
(図2) クサレダマのオートラジオグラフ
 
        
 
スライド3 
 
(図3) 図2のネガテイブ画像。神社の神殿で巫女が手にもって舞う鈴飾り物のように美しい。
 
       
 (表1) クサレだまの部位別放射能

クサレダマの放射能jpeg
      
     
(森敏)


2017-11-28 15:32 | カテゴリ:未分類

 常磐線双葉町架橋工事中jpeg
       双葉町で地震にやられた常磐線の新路線架橋工事中


      去る2011年3月11日の東日本大震災の時の事である。その翌日の3月12日には常磐線大みか駅下車の「茨城キリスト教大学」で「生物の鉄栄養」に関する市民講座をやることになっていた。東大で研究室ゼミに参加しているときに午後246分に震度5のかつてない激震を経験した。その後、タクシーが全くつかまらないので、重い荷物を引きずりながら東京大学から30分かけて上野駅まで歩いて行った。ところが上野駅に着くと、すべての電車がストップしていて、常磐線もいつ再開するかわからない状態。1時間以上待ったのだが、上野駅にいったん集まった人たちが四方八方に駅から逆流して歩いて家路に向かうらしいのを見て、これはけっこう大地震だったのだとだんだんわかってきた。常磐線がストップすれば茨城キリスト教大学での受講者も参加できないので、小生の講演も中止になるだろうと確信した。そこで意を決して、またとぼとぼとラゲージを引きずりながら歩いて自宅に帰った。それにしても、主催者自身から小生に電話が来ないのも、へんだなと思った。こちらからも携帯電話がつながらない。後で聞いたら、水戸の自宅が被災して電話も不通で、大学にも車でいけなかったので、講演開催中止の情報を全く市民講座参加予定者にも拡散できなかったとのこと。そんなにも北関東で事態が深刻だったとは、その時はあまり考えられなかったのだ。長い時間かけてパワーポイントで作った市民講座への講演内容だったので、天災とはいえ、いきなりそれが遮断されたので、なぜだか以後すっかり講演をするのが嫌になった。翌年同じく市民講座を頼まれたのだが固辞した。常磐線にまつわる苦い思い出です。

    

ところが小生は最近、これまでの福島現地への放射能汚染調査に東北新幹線の郡山駅や福島駅からレンタカーでのアクセスを、常磐線側からに変更しつつある。常磐線特急で終点のいわき駅までいき、そこから車で双葉町や浪江町や飯舘村に入るルートに切り替えつつある。以下はそれにまつわるつまらない話の一端です。

      

1.

つい最近まで、常磐線はJR上野駅から始発するものと頭から思い込んでいたので、切符を買うときは無意識に「上野駅-いわき駅 往復」で発注していた。今回水道橋駅でそういう注文をしたら駅員が

「お客さん、東京駅からご出発されませんか? 上野発と東京駅発は同じ料金ですが」と質問された。

「えー? 常磐線に乗るのに東京駅からわざわざ上野駅に行くのは時間がかかるでしょう? 京浜東北とか山手線とかを使っても、上野駅で乗り換えないといけないので面倒でしょう?」

「いえ、東京駅から上野までは5分です、乗りかえなくてもそのまま常磐線に入ります。料金は同じです。」

「えー? 常磐線は上野駅発ではないんですか?」

「今は品川発東京駅経由もございます」

ということで、東京駅発にしてもらった。知らなかったなー。

     

福島の放射能調査のときは東北新幹線で、行きも帰りも、押し葉用に大量に新聞紙を入れた大きな重いラゲッジを持ち込むので、いつも早めに予約して特急のグリーン車の一番後ろの席を確保していた。だから、今回も腰痛を抱えている小生には、タクシーなどは使わずに、わが家からは各所で、エレベーターが使える本郷三丁目ー東京駅経路が一番便利である。

         

今回東京駅の8番線で朝653分時発の「特急日立1号」を待っていたら、常磐線からの通勤客が7番線に次々と到着する車両からどっ、どっと降りてきたのにはびっくりした。どうりで最近の東京駅の中央改札コンコースは朝から晩までむちゃくちゃなラッシュアワーが続くわけだ。(その分上野駅での乗降客がかなり減少したことだろう)。特急日立一号に乗ったら、「20171015日から常磐線が品川―東京―上野までつながった」ことが車内に掲示されていた。

     

実は常磐線で特急の終点である「いわき駅」まで行くのには東京駅から2時間25分もかかる。これは東海道新幹線なら京都駅に到着しているし、北陸新幹線なら金沢駅に到着している時間である。実は、行きの「日立1号」も帰りの「日立28号」も上野駅―水戸駅間は小さな駅をすっ飛ばして、気分的にはすいすいと約1時間でいく感じなのだが、水戸駅―いわき駅間は、小生には名前がなじみのないいくつかの駅に各駅停車に近い頻度で停まった。乗降客はほとんどいない。なぜ水戸駅からいわき駅まで無停車で直行しないのか不思議である。ほとんど特急の意味がない。結局いわき駅には一番早くても午前9時18分に着くことになった。各駅をすっ飛ばせばこの間は30分で行けるだろうに。

 

いわき駅からは車で6号線と高速道路を使って北上し、途中でコンビニに寄って昼飯を調達して、防護服に着替えて、双葉町の帰還困難区域入口のゲートまで約1時間半はかかるので、午前中の調査時間が1時間もない。その上、最近は午後4時になるともう大陽が山の端にかたむいてくるので、全部で5時間も調査時間がない。だから常磐線の東京駅発時間があと1時間でも早い列車を調達してくれれば非常に助かるのだがと、勝手に思ったことである。

 

2.
 
干し芋農家のミルクアイスjpeg 
    茨城 ほしいも農家のみるくアイス (評判とか)
        

今回は双葉町での2日間の調査にかなりの積算放射線量を浴びた後なので、東京への帰路の「特急日立28号」で、甘いものでちんたらと疲れをいやそうと、車内販売で、アイスクリームの「干しいもアイス」を頼んだら、売り子が「お客様、それは残念ながら品切れです。バニラアイスかストロベリーアイスならありますが。。。。。」

「品切れって? 今いわき駅を出発したばかりじゃないの? そんなに早くさばけちゃったの? 先日干しいもアイスがおいしかったのでまた頼んだのですが」

「いえ、本日は早朝最初から在庫がないのです。茨城県の干し芋や金沢の金時芋が最近どこかのテレビで放映されたらしく、お芋自体が売り切れて、在庫が払底して、生産が追い付かず、その上「干しいもアイス」や北陸新幹線での「金時いもアイス」も爆発的な人気を呼んでいて、いもアイスの製造ができないのだそうです。私も今朝直接問屋さんに問い合わせたのですが、そういうお返事でした」

仕方がないので「バニラアイス」で我慢した。(上掲の写真は前回の調査のときに撮影したものです。)

                                                                     

3.

水戸を過ぎてからうとうとして寝ていたら、「あと5分で上野駅に到着です」という車内放送で起こされた。そろそろ降りる準備をしなくちゃ、と思って、リクライニングシートを起こして、立ち上がろうとしたら、両股の内側の筋肉(大腿直筋か?)に激痛が走った。筋肉が痙攣してどうにも片足でも両足でも立ち上がることができない! これは大変だ、このままだと出口のドアに歩いても這っても行けなくて、終点の品川駅まで行って担架で運ばれなければならないことになるかもしれない、と久しぶりに真剣に焦った。若いころ、錦糸町駅で尿管結石の激痛で、途中下車して、激しくおう吐し、担架で病院に運ばれた悪夢がよみがえった。しかしここは頭を冷やして、「冷静に対処しなければ」と、足をゆっくりと左右に動かしながら、痙攣が拡大しないような姿勢を23分真剣にまさぐった。血液を圧迫しているのがいけないのかと思ってそろりそろりと靴下を脱いで、腰のジーパンのベルトも取っ払った。そうすると、ある角度の姿勢で、座席シートのアームや窓辺に手を付きながら腕に力を入れて実にゆっくりゆっくりと立ち上がることができた。そのままの姿勢でじっとしていると、痙攣が少しずつ収まってきた。立ったままでラゲッジの取っ手に寄りかかってじっとしていた。立ったままボー、としている小生の姿を見ながら不信顔で何人かがドアを開け閉めして通過していった。上野駅に到着前に少し歩けるようにり、東京駅では無事列車を降りることができた。

 

あとから考うるに、常磐線のリクライニングシートはほかの新幹線よりも傾きが大きくできて、寝心地が良かった。その間両足先を前席の足掛け(フットレスト)に乗せたままであったのだが、そのぶん脚が宙ぶらりんになっていたので、この大腿直筋をずーっと1時間にわたって緊張させ続けていたので、立ち上がろうとしたときについに痙攣したのかもしれない。これまでもこのか所の筋肉が脱水症のために痙攣したことは自宅で一度だけあった。その時は痙攣が一時間以上続いたのでほとんど気を失うところだった。今回もどうなることかと不安で緊張したが、なんとか命拾いした。

 

最近とみに各所の筋肉の劣化が著しい。これでは外国への長期の飛行機旅行はほとんど絶望的だ。生前の父が、年老いて外国観光ツアーについていけなくなったので、夫婦での海外旅行をあきらめたといっていたことを思い出した。実は機上で醜態をさらさないために、小生はもう5年ばかり外国での学会に参加していない。

           
(森敏)
2017-11-24 05:59 | カテゴリ:未分類

    今は柿の盛りである。

    小生は柿が大好きなので、通りすがりに店によって柿の値段を物色している。
 
 

熟し柿jpeg 
             熟し柿をコーヒーの友に
      

    そこで気が付いたのだが、柿は熟してトロトロになる前に、値段が下がる。30%デイスカウントする店もある。そういう時には小生は率先して、その値引き柿を買う。それから2-3日室温に放置しておくと、皮が薄くなって中身がトロトロになるのでスプーンですくって食べるのだ。

      

    小生にはこの市場の価格の変遷がとても不思議だ。東京の人は熟した柿が嫌いなのだろうか? 過熟した柿は売れないのだろうか?

      

    福島のアンポガキのような「干し柿」は乾燥させるので甘みが濃縮するし、その加工処理の手間が大変だが、保存性が抜群なので、値段が高いのは納得できる。しかし熟し柿は自然の成り行きで極めて糖度が高くなるのだし、トロトロにもなる。そのトロトロのテクスチャー(物理性)は、大の小生の好みだ。もともとなににせよとろみがある料理が大好きだ。だから小生には、おいしくなる柿が値段が下がるという皮肉な現象が、非常にうれしい。

     

    消費者が、買った後の柿の保存期間が短くなるので、熟し柿は買わないのだろうか? 小生のような趣向の御仁も世の中にいて、熟し柿をデイスカウントすると、すぐ飛びついて、店頭から捌けてしまうのだろうか。この点はじっと観察しているわけではないのでよくはわからない。それでも売れなかった過熟の柿は扱いづらくて、店主は捨てるよりほかないのかもしれない。売り手にとって「もうこれ以上は処置なし!」という気分になるのだろうか。

      

    先日、やはり熟した洋ナシのデイスカウント品が2パックあったので買ったら、それを表示して店頭に置いたばかりだった男の店員が、レジで支払いして出ていく小生の顔を見て、「ありがとうございました!」と満面の笑顔で見送ってくれた。
     
     
(森敏)

 


2017-11-21 06:49 | カテゴリ:未分類

稲盛和夫さん、京セラ100万株を母校に寄付

 

京セラ名誉会長の稲盛和夫さん(85)が同社の株式100万株を母校の鹿児島大に寄付することになり、16日、同大郡元キャンパスで式典が開かれた。

 鹿児島市出身の稲盛さんは1955年に同大工学部を卒業後、京都セラミック(現・京セラ)を設立。これまで大学に計約21億円を寄付し、99年には同大初の名誉博士号を授与された。

 今回寄付する株式は稲盛さんの個人資産の一部で、時価約80億円に相当するという。同大は「鹿児島大学稲盛和夫基金(仮称)」を新設し、配当金を人材育成などの原資とする予定。

 式典には大学幹部ら約50人が出席。稲盛さんは「鹿児島大学あっての今日の私。感謝の証しとして受け取っていただきたい」とあいさつし、前田芳実学長に目録を手渡した。前田学長は稲盛さんに感謝状を贈り、「教育・研究の更なる発展に使いたい」と謝辞を述べた。

20171119 1001 Copyright © The Yomiuri Shimbun 
 
 

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付記1:これは快挙だ! 鹿児島大学に対する今年の文科省からの運営費交付金は158億7百万円だから(ホームページからの引用)、稲盛氏による80億円の寄付金はその半額にも相当する。鹿児島大学にとって何という朗報だろうか。稲盛さんに見習って、すべからく企業でけた違いのお金を稼いだ企業人は、出身大学に対して、愛校心を持って後輩の人材育成のために慈善事業を行ってほしいものだ。
     

ちなみに東京大学でも昨年の、文科省からの運営費交付金はわずかに803億円であり、昨年の寄付総額は28.4億円に過ぎない(ホームページからの引用)。それでも喘ぎ喘ぎ教育研究の固有の新規投資に使っているようだ。これは、旧帝国大学は歴史的に官僚養成の大学なので、サラリーマン社長が多く、ベンチャー企業を立ち上げる伝統が乏しかった伝統をずっと引いているからだと思う。残念ながら大金持ちがいないのだろう。学者がいくら刻苦勉励してノーベル賞をもらってそれを寄付しても、もせいぜい一億円である。日本の企業が支援する大型の賞でもせいぜい最高は5000万円である。
    
付記2:本日この記事を上梓したら、偶然にもさきほど東大事務局から以下のメールが届いた。あまりにもタイミングが良すぎて笑ってしまった。
        

このたび、東京大学渉外本部は大学への寄附の意義と役割について考える
シンポジウムを開催いたします。
皆様のお越しをお待ちしております!

【日   時】 2017121(金)1330分〜1630分(13時開場)

【場   所】 東京大学(本郷キャンパス)福武ホール地下2階「福武ラーニングシアター」

【詳   細】 utf.u-tokyo.ac.jp/2017/11/post-4146.html
*プログラム

13
30 開会挨拶  五神真 東京大学総長
13
35 基調講演 〜日本の寄附文化醸成と大学のファンドレイジング〜
                              
小宮山宏 三菱総合研究所理事長、東京大学元総長
14
05 特別講演 〜広げよう、支援と感謝の輪〜
                             サヘル・ローズ 寄附文化に強い関心をお持ちの女優
14
20 休憩
14
30 パネルディスカッション
            
第1部〜寄附の動機及び感想、多様な支援拡大に向けた取り組み 〜
                        
菅裕明(東大教授)、古賀信介(寄附者)、中島晋太郎(東大大学院生)、
                        
モデレーター 冨澤かな(東大U-PARL特任准教授)
            
第2部〜学内の協力関係構築及び海外からの寄附獲得に向けた
                           
仕組みづくり〜
                        
吉村忍 (東大副学長・教授)、佐藤健二(東大教授)、
                        
松木則夫(東大理事・副学長) モデレーター 小林雅之(東大教授)
16
20 閉会挨拶  稲場肇 東京大学渉外本部長
16
30 終了