2017-07-29 09:06 | カテゴリ:未分類

  浪江町を車を転がしていると、若い、葉が特徴的な植物が生えていたので採取してきました。 葉の先端部が屹立して、葉が対生で、葉の切れ込み(ノコギリ葉)が荒い感じがあるので、この植物はヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)と同定しました(株式会社アスコットの若林芳樹さんのご協力を得ました)。今回は珍しくも植物の下位が土埃の放射能による汚染がありませんでした。ほとんどが放射性セシウムの経根による内部被ばくです。発芽してここまで成長するまでの短期間にはげしい雨風に見舞われなかったのだと思われます。土壌が放射能汚染されていなかったわけではないことはこの植物体が高い放射能を有していること(表1)から明らかですが、図2、図3の左から2番目の茎の根元が少し土をつけており、強く被爆していることからも明らかです。

    
       

ヒヨドリバナ画像jpeg 


図1.ヒヨドリバナの押し葉。押し葉時に葉が重なるのは避けがたい。 

    
          





ヒヨドリバナ 
 
 
 図2.図1の放射線像。

  
         
       

 
ヒヨドリバナ (2) 
図3.図2のネガテイブ 画像
 
     
      
         
ヒヨドリバナjpeg  

   
      
    
    
 
(森敏)
2017-07-23 22:25 | カテゴリ:未分類

  以下は我が家(文京区)の通気口フィルターの放射能汚染のオートラジオグラフです。
          
  2011年3月11日以降の数日間にわたる東電福島原発事故以来、そこから飛来した放射能雲(プルーム)は、茨城、東京、横浜を席巻していったのですが、その時我が家も確実にプルームに見舞われていました。そのことは以前にも、窓ガラスの外側が放射能粒子(ホットパーテイクル)で汚染している事で可視化して証明しておきました。以下のブログの放射線像の一つに紹介しています。
       
  http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1825.html
            
  実は2014年に我が家の各部屋の通気口を取り替えるにあたって(図1)、それをオートラジオグラフにとっておいたのが以下の図2です。我々はすでに横浜の民家のサンプルでもでもそういうオートラジオグラフ像を取っています。
          
  このオートラジオグラフからは、リビング(居間)の空気は台所のレンジから吸気しているのでリビングの東側にある通気口から放射能のホットパーテイクルが吸引され。、そのときにこのスポンジ樹脂フィルターにそれらが吸着したことが見て取れます。多くは2011年3月15日の福島第一原発2号機爆発由来の放射能と思われます。
               
スライド1
図1.我が家の通気口のフィルター

  
  

スライド2

図2.家の通気口図1のオートラジオグラフ(上)がポジテイブ像、(下)がネガテイブ画像。両者を一枚に作図した。
    
  2011年3月以来ご自宅のフィルターを交換されていない方で、オートラジオグラフにご興味のある方は小生あてにフィルターを送っていただければ、ガイガーカウンターの測定値いかんですが、バックグラウンドの放射能よりも少しでも高いフィルターの場合はオートラジオグラフを撮像するのにやぶさかではありません。
    
  
(森敏)
付記: 放射能の絶対値(ベクレル:Bq)は測っておりません。東側通気口はガイガーカウンターで50cpmレベルです。

2017-07-15 06:28 | カテゴリ:未分類
ヒノキの完全に内部被ばくの妖しくも美しい放射線画像が取れました。

  
  
 スライド1 
 図1.新しいヒノキの枝。上位の葉に粒粒の雌果ができつつある
 
 
    
 スライド2
図2.図1の左上の枝の先端部の葉の拡大図。ヒノキの雌果が形成されつつある。こちらのほうの写真は1か月かけてオートラジオグラフを撮像した後なので、その間に葉の緑色が失われているのだが雌果は剥がれ落ちていない。
      

スライド1 
 
 図3.図1のオートラジオグラフ。すべての雌果が強く内部被ばくしている。
 
 

 
 
スライド2 
 
 図4.図3のネガテイブ画像
 
 
  
  
 
 表1.図1に対応する部位のヒノキの放射能 雌果は葉の約8倍の内部被ばくである。
 
ヒノキの新葉の雌果jpeg 
 
 
   
  
    
 



 
(森敏)
2017-07-08 11:13 | カテゴリ:未分類
スライド1 
 
   
      
 
スライド2 
      
   
    
         

(以下は転載です)
    

  ドキュメンタリー映画
       

  「福島 生きものの記録」シリーズ 5〜追跡〜 
 

        <上映案内 ご挨拶>

          

  梅雨の季節、みなさまにはご健勝にお過ごしのことと思います。

          

  さて、群像舎製作の<ドキュメンタリー映画『福島 生きものの記録』シリーズでは日頃大変お世話になっております。
      

  この度、節目の5作目<シリーズ5〜追跡〜>の都内での上映日程が決まりましたのでお知らせ致します。

           

  事故発生以来6年が過ぎましたが、未だ事故の収束の見通しは立っていません。その一方で、事故の“風化”が増々進みつつ有ります。
          

  岩崎監督が<シリーズ1>の完成に当たって「見続けるほかに方法がない」と感じたことは、いまや私たちにとっても、いっそう切実な課題になったように思われます。
          

  私たちはみなさまとともに「見続けたい」と考えます。

       

  今回の一般公開は、8月4日(金)、5日(土)、6日(日)の3日間です。
       

  会場は、日比谷図書文化会館。なお、詳しい内容は同封のチラシをご覧下さい。

      

 支援プロジェクト発起人、呼びかけ人、そして製作者の群像舎スタッフはなるべく多くの人にこの映画を観て頂きたいと念じております。

        
   どうぞ友人、知人お誘い合わせの上ご来場くださるようお願い申し上げます。

                   

 ★お問い合わせ(株)群像舎 東京都新宿区矢来町11−8ジェントリー神楽坂601()
         

 TEL 03-3267-3997 FAX 03-3267-3977

    E-mail:gunzosha@gf6.soo-net.ne.jp
             

    2017年7月

               

 ドキュメンタリー映画『福島・生きものの記録』支援プロジェクト

   発起人 中本信義(代表)坂口康 陣内直行 

       菅野均 中山哲 丹野愼一 太田肇

       川村一綱 布施晴朗 茅野臣平、他

  群像舎  岩崎雅典(監督)

 

 


 
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森敏
付記:この映画には小生も若干登場するようです。

2017-07-03 13:33 | カテゴリ:未分類
 

  昨年の秋、浪江町の道端の可憐なノゲシを根から掘り起こして採取した。

  花器が確実に内部被ばくしている(図2、図3、図4、図5)。
   
  下位葉が相変わらず、いまだに土埃(つちぼこり)の放射能で外部被ばくしている(2、図3)
   
  いくらふるっても、根の微細な放射能汚染土による放射能はふるい落とせない(図2、図3、表1)。

    
  
 
 
 
  
 
 スライド2 
 
 図1.根から掘り上げたノゲシの全身像







 
スライド3 

  
 
  図2.根から掘り上げたノゲシの全身像(図1)のオートラジオグラフ
ポジテイブ画像 花台で形成されつつある種子が放射性セシウムで強く感光している。





 
スライド4 

  図3.根から掘り上げたノゲシの全身像(図1)のオートラジオグラフの
ネガテイブ画像





 

スライド5 
 
図4. 図1の頭頂部(花台)の部分の拡大図 花は開花終了し、しぼんだところ。



 
スライド6 
 
 図5.図4の部分のオートラジオグラフ(ネガテイブ画像)の拡大図。 花がしぼんで形成されつつある種子が放射性セシウムで強く感光している。

 
 

放射能ノゲシ改訂版jpeg  
図1.ノゲシの部位別放射能 ここでの花は花器である。形成中の未熟種子を含んでいる。
 
   
   
  
(森敏)

追記:

先日芦屋で小学校のクラス会があったのだが、そこで
「福島はまだ放射能があるのか?」と聞かれて、一瞬絶句した。

きわめて残念なことだが、いまや関西での認識はそんなものなのだろうか。