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2023-11-29 13:34 | カテゴリ:未分類

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一部の花弁が欠けており、いじけているものもある。

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半数の花弁が欠落している。

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一部の花弁がいじけていて短い


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花弁の一部が短くなっている

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花弁の一部が短くなっている

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花弁が欠損している

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菊の花が花が次々と咲き始めたところ。




  湯島天神の「菊まつり」が終わっても、まだ民家の植え込みには牧野富太郎が命名した在来種であるノジギクの亜種が花を次々と咲かせている最中である。

  上記は散歩していて民家の植え込みのある菊の株に限ってだが、キクの花弁が部分的に欠損したり、花弁が極端に倭化(わいか)したりの異常花が約5割がた観察された。花弁の色も花の大きさもまざまである。

  ネットで調べると、灰色カビ病、アザミウマ、ウイルス病、ファイトプラズマ(細菌)、極端な温度や照度の変化やその両者の組み合わせなどの原因で、花弁の異常が起こるようである。しかし今回のように花を真上から見て一部の花弁が欠損したりワイ化したりしている例はネット上では見当たらなかった。

  この株はいろいろな変異を受けやすい株と思われる。

(森敏)
2023-11-26 04:38 | カテゴリ:未分類
「::::::::人間よく眠って食べていれば、たいていのことは乗り切れますよ。とにかく私は眠るの。友達から分けてもらったナントカ菌のジュース飲んで、ヤクルト1000をキュツ。周りの人からハガネのメンタルと言われています」と、林真理子さんが随筆で述べている(週刊文春)。
  
彼女は日大理事長に就任して、早くもアメフト部の部員の大麻汚染で「学内ガバナンスがなっていない」と第三者委員会や文科省からのクレームで振り回されているようだが、意外にめげていないようだ。理事会では学長と副学長が辞任勧告に応じていないが、彼女は年俸を半額に削減されることにあっさり了承しているようだ。まさにハガネのメンタルというべきか。
  
ところで今回の大麻事件に対する日大の学生や社会人卒業生たちの彼女に対する評判はどうなんだろう。全然聞こえてこないが、マスコミは取材してみるべきかと思う。
  
小説家である林真理子は、意外と冷静にこの間のアメフト事件の推移を観察して、楽しんでいるのではないかと、小生は推理する。渦中の人であるにもかかわらず、毎週随筆を書いている彼女の胆力には敬服している。
  
理事長に就任して以来日本のあちこちに点在する日大財閥系の学校や学部を訪問して日大の全貌を把握しようとして努力している矢先のアメフト部大麻汚染である。この責めをガバナンスに未熟な段階の林真理子理事長に押し付けるのには無理があるだろうと、小生は全くの部外者だがそう思う。アメリカ大統領だって、就任後半年間は「お手並み拝見」で多少の失態は許されているようだから。
  
彼女がヤクルト1000(Y1000)には睡眠効果があるということなのでそれを信じて飲んでいるのもご愛敬である。そのおかげで睡眠がとれてメンタルが強く行けていると信じているのかもしれない。
  
小生ももう1か月になるが、まだY1000を試験的に飲み続けているが、効果のほどは判然としない。寝つきがいいのは間違いないようだ。しかし足の痙攣で夜中に何度も目が覚めるのを抑えて熟睡させる(覚醒させない)ほどの鎮痛効果はまだない。

    
   
(森敏)
付記:以下の出典は昨日のネットの新聞社の記事です。すべての新聞が伝えています。
    
日本大学アメフト部の薬物事件をめぐる問題で、22日に行われた大学の臨時理事会で、林真理子理事長に対し大幅な減給を求める処分案が示され、林理事長本人も了承する考えを示したことが関係者への取材でわかった。
アメフト部の薬物事件をめぐり、日本大学では午後5時から臨時理事会が開かれ、林真理子理事長に対し50%減給とする処分案が示され、林理事長は了承する考えを示したという
一方、酒井学長と沢田副学長に対しては辞任が勧告されたが、2人は反対の意向を示していることも関係者への取材でわかった。
薬物事件をめぐる学内の対応について、第三者委員会は「学長および理事長によるガバナンスが全く機能しなかった」と指摘している。


追記:本日のニュースでは、林真理子理事長は下記のように「ハガネのメンタル」でガバナンスを発揮しているようですね。

【速報】沢田副学長が林真理子理事長をパワハラで提訴 日大アメフト部薬物問題で
FNNプライムオンライン によるストーリー • 1 時間

日本大学アメフト部の薬物事件をめぐる問題で、沢田副学長は、辞任を強要されたのはパワハラにあたるなどととして、林真理子理事長を提訴した。

日大の沢田康広副学長は、さきほど、林理事長に対し、1000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁におこした。

訴状によると、薬物事件の対応を巡り、林理事長から辞任を強要されたことや、合理的な理由を告げられることなく、ほぼ全ての会議への出席を禁止されたことは、パワハラにあたるなどとしている。
一方、関係者によると、沢田副学長と酒井健夫学長は混乱を避けるため、理事会による辞任の勧告を受け入れる意向で、回答期限のきょう、返答するという。

22日開かれた臨時理事会で、沢田副学長と酒井学長に辞任を勧告し、林理事長を減給とする案がまとめられていた。
2023-11-24 20:30 | カテゴリ:未分類
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3種類のレタスの葉


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ポットにレタスの根が新鮮に食い込んでいる


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この厚手のポリ袋にいれて店頭に並べられている。


近くのスーパーの店内の野菜の棚に 
三種のレタスで構成されている「サラトリオ」
という野菜が登場しているのに遅まきながら気が付いた。

これは3種類のレタス、「グリーンオーク」「レッドオーク」「グリーンクリスビー」
を植物性ポットに同時に植えて水耕栽培したものである。
それをポットごと水耕培地から抜き取って、新鮮なうちに店頭販売している。
水分と養分がまだ少しベッドに残っているので、葉枯れが見当たらない。つまり日持ちがよさそうである。
根元から切り取り、丁寧に水洗して、そのままサラダ菜として食べられる。

衛生的で、新鮮で、なかなかおいしい。

一日で30株ぐらいが完売されているようだ。

(森敏)

追記:誤解してほしくないのだが、この記事は生産者から頼まれて書いているのでは一切ございません。
ここで用いられている水耕栽培法の基本培地組成は、東京大学肥料学教室(現植物栄養肥料学研究室)の5代前の春日井新一郎教授が戦前に苦労して開発したものです。案外、水耕栽培業者はそのことをご存知でないのではないかと思います。

2023-11-22 12:56 | カテゴリ:未分類
  近藤孝男さん(名古屋大特別教授・時間生物学)が11月16日、肺炎で死去、75歳。近藤さんは平成26年日本学士院賞を授賞して令和元年には文化功労者に選出されている。業績の中身は「生き物の体内で時を刻む生物時計の仕組みが、たんぱく質の機能に基づいていることをシアノバクテリアで明らかにした」と新聞では報じられている。
 
  小生は毎日この新聞の片隅の「死亡欄」を見ているので、この記事を見てアッと声が出なかった
 
  近藤さんと小生は同じ年に日本学士院賞を授賞して、その日は丸一日学士院・皇居・ホテルとご一緒したからである。
 
  生物時計遺伝子ではショウジョウバエを用いた外国人に3人枠の為かノーベル賞を惜しくもかっさらわれましたが、研究を名古屋大学で現在も続行中だったようです。

  あまりにも早いご逝去でした。心からご冥福を祈ります。
 
 森敏
 
付記1:近藤さんの日本学士院賞受賞研究要旨は、以下のネットの学士院欄に紹介されています。
  
  kondo.pdf (japan-acad.go.jp)
 
付記2:Bingで検索すると以下の簡潔な情報が得られました。
 
  ショウジョウバエを用いて生物時計の遺伝子を発見してノーベル賞をもらった研究者は、ジェフリー・ホール、マイケル・ロスバッシュ、マイケル・ヤングの3人です。彼らは、ショウジョウバエのX染色体に位置するperiod(per)遺伝子をクローニングし、その転写とタンパク質発現の振動がショウジョウバエの概日リズムを制御する分子機構において中心的な役割を果たしていることを明らかにしました。per遺伝子の変異は、概日リズムの周期を短くしたり長くしたり、あるいは完全に狂わせたりすることが知られています。このように、生物の体内で時を刻む「体内時計」に指示を出す遺伝子を特定した功績が認められ、2017年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
2023-11-18 22:24 | カテゴリ:未分類
  上野不忍池横の料亭(多分「海燕」)で2018年の農芸化学の名誉教授を囲む教員懇親会が行われたときには、小生は別府輝彦先生の隣に同席していたのだが、会が跳ねるころには「もう私のような老人が来ないほうがいいかな」と弱気なことをおっしゃったので、「そんなこと言わないでくださいよ、来年もぜひ来てください」と言った覚えがある。

  次の年の池之端の東天紅で行われた同じ懇親会には別府先生はお元気に出席されていた。その後、コロナ禍で懇親会が3回流れた。今年の「東天紅」での懇親会には別府先生は出席されなかった。昨年は文化勲章を受章されたので、いつものメリハリの利いたご挨拶を大いに期待していたのだが。

  体調でも悪いのかなと思っていたのだが、先日11月15日の別府先生の葬儀の時にわかったのは、今年の6月ごろから体調を崩されて入院されていたとか。その詳細は知らされていない。

  葬儀の詳細は省くが、先生の経歴や数々の受賞歴は日蓮宗の僧侶のお経の中で紹介された。戒名は声がくぐもっていてよく聞こえなかった。小生は別府先生の納棺のときに足元に2輪の白いバラをそっと置いた。よく見ると、なぜだか別府先生の右の手元には夏目漱石の『吾輩は猫である』の岩波文庫が置かれていた。それ以外なにも置かれていなかった。その後ご遺体は300名以上の当日参会者の白色のバラ一色で山盛りに埋め尽くされた。実にシンプルでした。

  これまでの別府先生との会話の中で、夏目漱石の話は一言も聞いたことがなかったし、『吾輩は猫である』の話も聞いたことがなかったので、これは別府先生からの ”なぞかけ” のメッセージみたいな気がしました。東大農学生命科学科の発酵学教室の後輩の方には、ぜひこの“なぞ解き”をしてもらいたいものです。

合掌

森敏