2011-02-13 12:49 | カテゴリ:未分類

宰相の器

                

海部俊樹(元内閣総理大臣)氏が文藝春秋誌で「政治家・小沢一郎に生前葬を」というタイトルで10頁にわたって、かつての小沢一郎氏との共同の政治活動を回想して、小沢氏の進退に対して<<野心には死あるのみ>>という過激なご託宣をしている。

           

その文章の中には内政、外交にまつわる秘話が開陳されており、これは諸外国に対してはまるで当時の日本の政治のストリップショウである。たとえば、中国社会科学院の対日研究者達はこれらの史実を知って泣いて喜ぶだろう。

       

本人の意図とはべつに,この日本の海部という宰相が如何に小粒であったかがわかる。かつての内閣総理大臣中曽根一郎氏や小泉純一郎氏は,まだ在任中の内政や外交の機密をべらべらとしゃべったりはしていない。実に賢明である。それは政府高官としての公務員の秘守義務でもあろう。そんなストリップショウをすれば、あらゆる意味において現在進行形の日本の国策を危うくするからである。
    
 
当時の政治の裏面史は彼ら宰相の墓場まで持っていくべきであろう。死後に日記や遺書などとして残すべきものであろう。

      

今の日本国内の小沢一郎氏に対する雰囲気は「魔女狩り」である。典型的なポピュリズムである。「検察審査会」なるものに申請した人物名がやみに包まれたままで、マスゴミや民主党までが、踊らされている。これはマスゴミによる国家規模での「幻想狂奏曲」である。この雰囲気は実に危うい。

          

現在の「小沢叩き」は、かつての1950年代のアメリカの赤狩りの「マッカーシー旋風」やアメリカの昨年のトヨタ自動車に対するバッシングと酷似している。

        

トヨタバッシングの火付け役であり、急先鋒でもあったアメリカのラフッド運輸長官は、先日の記者会見で「トヨタの車を買ってもよいか、という娘の質問に対して、トヨタは安全に運転できます、と娘に伝えました」という、実に卑屈な言い訳(excuse)の会見をして、自己の失態に対して責任を曖昧にしてお茶を濁している。トヨタに対して正面から謝罪していない! トヨタは損害賠償をしても良いくらいだろう。
     
トヨタの豊田章社長はバッシングの暴風雨を良く凌(しの)いだと思う。

                     

一方、何年か後に来るであろう小沢氏無罪の判決の時には、その幕引きは、一体誰が責任を取ってやるのだろうか? マスゴミは「そんなことがあったっけ?」と知らんぷりをするだろう。
      
いまは、サンドバックのように叩かれている小沢氏には、法治国家での裁判のあるべき姿を、国民に理解させるためにも、どうかしのぎを削って頑張ってもらいたい。海部氏や文藝春秋による葬送行進曲に、屈しないでほしい。

                      
       

(喜憂)
 
 

 

 

追記:暗愚の宰相といえば、鳩山由紀夫元首相が、直近の在任中の沖縄の普天間基地の移設問題で「米軍海兵隊は抑止力である、というのは苦し紛れの方便であった」と、またまた言わずもがなのことを述べている。こんな馬鹿だとは、思わなかった。かれこそ政治から退場してもらわなければ、日本国にとって危険である。民主党は彼にこそ離党勧告をしたら。そうしないと彼は随所で今後も目立ちたがりの利己主義者で民主党のイメージダウンをねらった内部撹乱因子として働き続けるだろう。マスゴミの良いカモだろう。

秘密

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