2011-01-29 19:30 | カテゴリ:未分類

学術評価委員の選び方

   

いろいろな学術研究費のプロジェクトが走っている。

   

その研究成果発表会で、ときどき、全くピントの狂ったことを言う評価委員が必ずいる。ピントが狂ったというのは、その研究プロジェクトの趣旨を良く理解せずに、研究者を激励する(encourage)のではなく、消沈または撃沈させる(discourage)ことにしか快感を覚えていないのではないかと思われる発言しかしない輩のことである。

 

こういう人物が1人いると、時には議論が活発になるのだが、ほとんどの周囲の評価委員は、うんざりして、「時間の浪費だ」と、にが虫をかみつぶして、黙り込んで耐えているのである。

 

すると、ご本人は益々調子に乗って、プロジェクトから逸脱した自説を開陳するのである。周りの空気が読めないのである。

 

こういう人物に歯止めをかけるのは、座長の役割なのだが、座長が紳士的になだめても、それがわからないので、始末に負えない場合がある。

 

こういう人物はその道の研究者としての業績は立派なのかも知れないが、他の学術の世界が見えていない点では、本当にサイエンスがわかっているとは思えない。真の意味でのPhD(Doctor of Philosophy)ではない。

 

ところで、学術研究費の大型プロジェクト評価委員の選定は、どのように行われているのであろうか。かなり恣意的になされているような気がする。選定後もきちんと“評価方法のトレーニング”を受けていない評価委員ほど始末に負えないものはない。

 

学術研究費の大型プロジェクトの評価委員をどのように選定するかを開示しているプロジェクトは、学審の科学研究費以外は寡聞にして知らない。かなり、密室の選考が行われているとしか考えられない。

       

(喜憂)

秘密

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