2011-01-27 11:52 | カテゴリ:未分類

自民党、民主党の整合性の破綻の行き着くところ

  
   

与謝野経済財政担当大臣の、過去の言辞と民主党内閣入りとの整合性が破綻している、民主党のマニフェストと財政政策の整合性が破綻しているなどと、野党が揶揄し、マスゴミも、それに唱和している。

   

しかし、破綻しているのは日本国経済(1000兆円の債務!)であって、何の改善の手も打たずにそこに誘導していったのは、政権与党であった自民党や公明党であろう。自民党や公明党には一切経済財政に対して、民主党を攻める正当性はない。破綻していたのは、自民党や公明党の経済財政政策の整合性であったのだ。だから政権交代が起こった。

    

与謝野を中心に、民主・自民が一帯となって、財政破綻を修復する戦略を策定することが、今国会の喫緊の課題である(しかしこの際、キャスチングボートを握っているつもりで高慢ちきな振る舞いをしている「下駄の雪」の公明党は排除しよう)。与謝野氏が本当に能力があるのなら、彼にやらせてみようではないか。解散する暇はないだろう。

    

オバマ政権も昨日の議会で、民主党と共和党が政局を横に置いて、今後5年間は一切の国防費以外の財政支出の増額をしないことで合意した。一応の「救国財政体制」ができあがったわけである。

   

国会で馬鹿な権力の争奪戦をねらった政局論議をすればするほど、財政再建に時間がかかることになる。解決をあとにあとに遅らせることになる。総選挙などはもってのほかだ。

   

我が輩の先輩の物理の先生は、近い将来の日本国の“破産”を見越して、金(gold)を少しずつ買っているのだそうである。彼の計算によると、現在でも単純に計算して20%に消費税を上げて、やっと、プライマリーバランスがゼロになる、ということである。1000兆円の債務の返済はその後の利潤で返済と言うことになるから、何十年かかるかわからない。

    

以上のことは常識なんだろうが、各政党は、財政破綻は政権党の責任だなどとちゃかさずに、まじめに繰り返し国民に実情を刷り込む必要があるだろう。現時点で大局的な総合的な構図を誰も描けていない。解釈ばかりしている経済学者は、さっぱりあてにならない。
   
  
   

 

(管窺)

   

 付記1:プライマリーバランスとは:国などの財政状況を示す。国債などの借金を除いた歳入と、過去の借金の元利払いを除く歳出を比較する。歳出の方が多ければ赤字となり、将来の借金負担が経済規模に比べ増大することになる。黒字になれば、新たな借金は過去の借金返済に充てられるため、財政が健全であることを示す。(ネットから引用)
 

付記2:年金・福祉・医療・雇用・消費税を総合的に解決している(すなわち国民が生活に満足している)例として、デンマークがよく例示される。(土と健康:中西伸子 カルチャーショック!福祉大国デンマーク見聞記 2010年12月号。)。我が輩も、数年前に学会でデンマークに出かけてみたことがあるが、食費を始めとする物価が高い(東京並み!)のには驚いた。なんと25%の消費税がかかっていたのだ! しかし生活の満足度はそこに定住してみないと本当のことはわからないと思ったことである。現下の日本では年金・福祉・医療・雇用・消費税の中でも若者のやる気を起こさせる雇用問題が最大の課題だ。

秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/975-133cc413