2011-01-22 20:37 | カテゴリ:未分類

リクルーターを大学に派遣?

 
 
 

「市場にインパクトを与える人材が、今の就職選考法では得られない」ので、企業マンがリクルーターとして自分の出身大学の研究室に出かけて、直接学生に接触するなり、教授の紹介なりを得る動きが加速しそうなのだそうである。つまりエリート学生を、早くから一本吊りをしたいのだ。それの方が企業にとって手間が省けるということなのだろう。

  

これまでもその動きがなかったわけではない。企業から大学に来てくれるのは教授としては非常にありがたいのであるが、それが恒常化するとなると、教授が学生を企業に紹介状という書面で紹介するという、ここ20年間ぐらい続いた、これまでの作業以上のことを要求されるので、なかなかつらいところがある。つまり、その企業の目的に添った能力を持った学生かどうかの区別化(選抜)を要求されるわけであるから。

  

実際のところ、インターネットで学生が自由自在に、各種企業の面接を経験することは、彼らにとってよい社会体験であるはずであるし、それは学生にとって極めて公平なやりかたであると思う。今回の方針転換はよほど企業には、若い人の能力を見る目が無くなって来ているのだろうか?

  

早稲(わせ)田買いや青田(あおた)買いではなく、早苗(さなえ)買いで、大学教育が又撹乱されそうである。

    

今後は、またまた就職率の良いボス教授のところに、卒論学生が集まるという、昔のやり方が復活するかもしれない。企業にあまり手づるのない、新人教授にはつらいところがあるだろう。

    

それにしても、即戦力としての人材養成に対する企業の要求レベルがどんどん高くなっているので、大学人は、とまどうばかりである。
  
問題意識のない学生をなんとか一人前にして、世の中に提供するのが、大学教育なのだが、昨今の企業は、受け入れた人材を消費することばかり考えて、じっくりと社内で育成することを考えなくなって来ているようだ。余裕が無くなっている。

     

大企業はエリートばかりを受け入れて、たくさんの不採用者(失業者)を取り残してよいものだろうか。企業の社会的責任という点もよく考えてもらいたいと思う。

     

現状は余りにも若い世代に厳しい世の中になり過ぎていると思う。

    

企業の社長達には、自分の若いときのことをよくよく振り返ってもらいたいものだと思う。かれらの内の何パーセントかは、問題意識もなくて入社して、企業現場で徹底的に鍛えられて、昇進して行ったことだろう。

   

学生にも強く言いたい。「不況の時ほど中小企業をねらえ。 そこには無限の可能性があり、君の能力次第では将来の社長職が待っている!」(とは、昔習った林雄二郎教授の、言である)

 
      

(喜憂)

 

秘密

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