2010-12-31 19:04 | カテゴリ:未分類

大学人にとっての菅直人の貢献

 
    

菅直人首相が、最後に「少しはわがままを言わせてもらう」といって、来年度の科学技術予算を前年度よりも0.5%増額に強権発動したと伝えられている。

 

どこの分野にどれだけ予算を付けたのか、詳細がわからないし、最終的に通常国会でどう決着するかわからないが、4月以降の若いポスドクなどの大量の首がつながったらしいことは、本当によかったと思う。

 

政権担当時に「科学技術創造立国」を掲げてきた現野党は、通常国会で、科学技術予算の増額をさらに主張してもらいたいものだ。実は大学に投入される科学技術予算は、その半額以上が、建物や備品や消耗品やらに使われる費用なので、実際には景気振興予算そのものなのである。

 

大学人による研究の成果が特許や知的再生産や人材育成に反映される。これほど効率的な投資はないだろう。

 

民主党政権の理系の宰相(鳩山、菅)に期待したが、残念ながら民主党は骨太な科学技術による経済成長戦略が未だ不分明である。明確な発信がなされているとはとても云えない。

   

来年は期待したい。

     

(管窺
 

追記:本日入手の科学新聞(2011年1月14日発行)によれば、文部科学省の科学技術予算は339億円(3.3%)増の1兆683億円となった、ということである。この中でも科学研究費補助金が2633億円計上され、とりわけ基盤研究C,若手研究B,挑戦的萌芽研究の3種目では、新規採択率が30%を達成できそうとのことである。これらの研究費のカテゴリーは単価は低いが、多くの若手・中手・古手の全階層の研究者が応募しており、個々人の研究者のオリジナルな発想を伸ばすのに極めて重要な資金である。そのことに民主党議員もやっと気が付いてくれたのかも知れない。

秘密

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