2010-10-20 16:05 | カテゴリ:未分類

中国の反日デモに思う

    

新聞で報じられる中国内陸部での反日デモの参加者の写真をよくよく見ると、決して本心では怒ってはいない顔である。むしろデモを楽しんでいる風がある。彼らは怒っている風をしている。

    

久しぶりに、当局に許された官製デモではあるが、自由に街頭でどこかに日頃の不満のぶつける対象ができ、また、仲間で集まる機会ができたことがよほどうれしいのであろう。タバコを吹かしている人物さえ映っている。余裕たっぷりである。かれらは久しぶりに擬似「表現の自由」を享受しているのである。

      

要するに「日本」が、中国共産党の権力闘争の人身御供にされているのである。若者の官製デモは尖閣諸島漁船衝突事件などを利用した軍側の巻き返しと見れば納得がいく。平和が続いて存在意義が低下した不満分子である軍部のバックアップを受けた習近平は、共産党大会開催中のデモに支援されるかのように無事に「軍事副主席」に昇格した。

    

しかし今後は、この全国に飛び火しはじめた、若者のデモをどう鎮圧できるかに、習近平の力量がためされるだろう。

    

若者の本当の不満は、抽象的な「日本」に対してあるのではなく、極端な貧富の差・都市部と農村部の地域間格差など諸般の格差を解消できない現「中国政府」に対してあるのだ。
  

1989/6/4/の北京動乱の場合のように、若者が調子に乗ってあまりにも言うことを聞かない直接破壊行動を繰り返す場合は、公安ではなく、軍の出動もあり得るかも知れない。

       

      

(喜憂)

秘密

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