2010-10-03 16:04 | カテゴリ:未分類

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クロロシスが葉の中心部から緑色に回復しはじめた

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左は、最近伸張展開下した葉。中央の小さな緑は
これから展開する予定の葉。右は、クロロシスが
中心部から回復して、緑になって行きつつある旧い葉
(この葉の周りはネクロシスになってもいる)。
  
       
気候が涼しくなって、回復しはじめたベゴニアのクロロシス症状

         

このWINEPブログとホームページで9月3日に紹介したときは、殆どすべての民家のベゴニアの最新葉が激しいクロロシスかネクロシス(褐変:細胞死)を呈していた。

   

小生はその原因とし「今年は、30度C以上を越す外気温が数十日続いたために、鉄の吸収や体内移行が、阻害されたので、鉄が最新葉に転流せずに、クロロフィル合成が行われなかったためだろう」と考えて、そのようにブログにも記した。

      

ところでその後、ここ直近の一週間は雨も降って気温が30度以下と涼しくなってきた。道すがら、民家の軒下に置かれている、ベゴニアの葉を毎日観察していたら、予想どうり、クロロシス(黄白化)症状が、見事に回復しはじめている。

   

最近出て展開した葉は、全く緑葉である。また、それまでクロロシス(白色)を呈していた最新葉は葉でも中央部(つまり葉が新しく分裂し且つ伸張している部分)から緑色になってきている。いずれ全部分が緑に回復するだろう。ただし、一枚の葉でも葉脈間や葉辺部がネクロシス(褐色)になった(葉の細胞が死んだ部分)は、回復しないだろうけれども。

       
   専門的になるが、この高温クロロシスは鉄の吸収や輸送に関しての分子生物学的メカニズムを考える上で非常に示唆に富んでいる。
     
(森敏)
 
追記:

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ベゴニアのクロロシスの葉の周辺に向かって回復しつつある
緑色(冷涼になって、植物体内での鉄やマグネシウムの
移動が促進され始めたからか?)
 
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ほぼ完全に葉の周辺部までクロロシスが回復したベゴニアの葉

秘密

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