2008-04-15 10:47 | カテゴリ:未分類

紫式部の墓

紫式部の墓

 

桜の観光に訪れた京都で、何気なく車から外を見ていると、「紫式部墓所」と白字を刷り込んだ茶色の石碑が目に飛び込んできた(写真上)。こんな物が京都に残されているとはまったく知らなかったので、車を止めてもらって、降り立った。

 

桜の花びらで敷き詰められた短い石畳を数メートルも行くと右手に「紫式部墓」という墓碑が建つており、墓前の左右には今朝生けたばかりと思われる花が新鮮であった(写真左下)。別に紫式部顕彰碑が建っており(写真右下) 平成元年春 文学博士 角田文衛氏による長文の解説が彫り込まれていた。墓は社団法人 紫式部顕彰会 が維持管理しているようであった。

 

今年は「源氏物語」完成1000年記念ということである。家に帰って出たばかりの「文藝春秋」誌を買うと、偶然であるが源氏物語の現代語訳を出している瀬戸内寂聴による「源氏物語千年 私の愛する男達」という文章に出会った。紫式部の創作上の秘密が推測されていて非常に興味深かった。女性でなければ想像できない実に人情の機微をうがつ絶妙な解説文であると思った。

 

小生は受験勉強の時に源氏物語の原文を少しかじったぐらいで、かなり年を取ってから、田辺聖子の訳で息子の本棚にあった源氏物語を読んだことがあるが、光源氏の性懲りもなくいろんな女性に手を付けて回る性的エネルギーには辟易した。こちらの精力が減退してきたときに読んだからなおさらだった。

 

 

(森敏)


 

 

秘密

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