2010-05-30 21:44 | カテゴリ:未分類

カスピ海ヨーグルトとキムチ(屁物語)

             

  カスピ海ヨーグルトの小生の体調への影響が、普通のヨーグルトと違うのは、尾籠な話で恐縮だが、屁(へ)すなわちガスが違うのである。

      

  ガスが違うと言っても、2つのことがあって、そのひとつは、ガスに全くと言ってよいほど悪臭がない。二つめはガスが勢いよく出る、という点である。ガスの成分が炭酸ガスと(CO2)、と、窒素(N2)と酸素(O2)と亜硫酸ガス(SO2)とメタン(CH4)と水素(H2)と水蒸気(H2O)になっているように思える。要するにこれらのガスは臭くない。

       

  小生の体調にこのカスピ海ヨーグルトと正反対の効果があるのは、キムチである。キムチにもいろいろあるのだが、一般的に、キムチの食後の屁(ガス)はとても耐えがたい悪臭である。腸内細菌による酸化や還元反応途中の、アンモニアやメルカプタンやイソ酪酸や硫化水素やインドールやスカトールなどの複合系である。

      

  カスピ海ヨーグルトの種菌は一般に一種類(ビフィダス菌)なので、その基質である牛乳の成分と発酵時の酸素分圧によって、あの独特の呈味成分である“ぬめり”の出来具合が違うことが、自分でこのヨーグルトを作っているとよくわかる。

      

  しかし、キムチはメーカーによって作る時は素材もまちまちだし、発酵条件もさまざまで、単一の種菌ではなく、多くの複合菌であると思われるので、そのつど出来栄えが違うように思える。つまり代謝産物も反応途中の区々ものである。、それがかえって、複合的に食べるときにはそれぞれに好みの良い味を出しているのだろう。

      

  一方、おなかの中では、腸内細菌群と、食事からもたらされた、いわば「雑菌」との栄養源の取り合い(争い)が行われている。屁は胃・小腸・大腸・直腸とその長い消化過程(小生のバリウムを飲んだ経験では短くても5時間か?)で細菌群が発生したガス層である。

     

  その長い過程で、カスピ海ヨーグルト菌の場合は十分にカゼインや乳糖を分解しきって、悪臭を伴わないガスにしている(もし、ヨーグルトではなく牛乳だけを飲めば、小生の体の腸内細菌はこれらの乳成分を消化しきれないで、悪臭を発し、下痢をしたりする)。

     

  一方、絶えずキムチを食している人たちは、腸内細菌群がキムチ菌群との相性が良いように馴化しており、たぶん主成分の野菜も繊維質以外をきれいに酸化・還元分解して、炭酸ガスや水にして、ガス成分も悪臭が発生していないのだろう。それにかかる時間を稼ぐために、キムチを常食する人たちは、腸も少しは、動物食の人種よりも長いかもしれない。

   
  小生の場合は、未分解ガス成分のまま、直腸に滞留している。それが腸管吸収されて,自家中毒気味になり、呼気にも出てくるので、自分も不快だし、周りに嫌がられるようである。

     

  カスピ海ヨーグルトで、屁(ガス)が勢い良く出ると言うことは、要するに、ガスがたくさん発生しているので、直腸に貯まって腹圧が高まって、腸管吸収から呼気への循環では間に合わなくなって、我慢できずに肛門から屁を出さざるを得なくなるということである。要するに、腸内細菌の働きが非常に活発になっているということであろう。

     

  以上のことは、腸内乳酸菌(ビフィダス菌)の研究者にはとっくに常識なんだろうが、「屁が出やすくなる」、という俗説は、小生はまだ聞いたことがないので、以上、勝手な体験を報告した。

      

 

(森敏)

秘密

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