2010-05-30 15:38 | カテゴリ:未分類

この人物は何を言いたいのだろうか?

   

普天間日米合意緊急座談会 『首相の常識力欠如』と銘打って読売新聞が山内昌之(東大教授・国際関係史)、森本敏(拓殖大教授・安全保障論)、野上義二(日本国際問題研究所理事長)の鼎談を組んでいる。(2010年5月29日)

   

以下に引用した山内昌之教授の一連の話を読めば明らかであるが、山内昌之教授は一貫して鳩山首相への個人批判を展開している。実に尊大なことこの上ない。

     

政治の結果を見てそれまでの政治手法の批判をするのは本当に簡単だ。そんな批判ならだれにでもできることである。

    

山内氏は国際関係論の真の専門家(プロ)なら、普天間問題で時宜に応じて先手先手で鳩山内閣に自己の意見開陳して、鳩山内閣の軸がぶれないように矯正してくればよかったのである。また、今後も積極的な提案をすべきであろう。


そのために国家の税金で教授職として飯を食っているのだから。そんなに自信があるのなら、ぜひ鳩山内閣のブレーンになってもらいたい。

       

ビビッドな国際政治に自身が参加しなくて、解釈ばかりしても国民には何の役に立たない人物として映るだけである。

   
       

以下に、この対談の中で山内教授の発言を拾って、要点のみを引用する。

      

(略)・・・・・・鳩山首相は「予測不可能な未来」を作ってしまったようだ。沖縄県民と米国、連立与党の社民党を同時に満足させる解を求め、自民党政権と沖縄県知事ら現地の関係者が、細心の注意で積み重ねたガラス細工のような行程表を惜しげもなく壊してしまった。その結果、沖縄県名護市辺野古周辺に移設する現行計画に戻ることになった。対米関係は形の上では安定軌道に戻ったのかもしれないが、沖縄が首相の予期していない結末に向かう可能性が出てきた。日米安保体制そのものに対し、沖縄県民の非常に厳しい対応が勢いを増す可能性がある。「予測不可能な未来」に恐れを持たない鳩山首相という、政治家には、驚きを感じる。・・・・

    

(略)・・・・・・鳩山首相に欠けているのは、世界史や日本史のリーダー、日本の歴代政権の首相が持ち合わせていた「常識力」だ。常識力とは、歴史的に物事を考えるときに、バラバラの出来事や問題を、ある状況で取捨選択し、問題を解釈する常識の働きと言ってよい。普天間問題に限らず、鳩山首相には、物事を組み合わせると同時に捨て去ることで、政治目標に肉薄するという手法が欠けている。この手法はどの政治家にも必要な力で、経験を通して学ぶ以外ない。こうした現実感覚を持たない政治家は国と国民の将来を危うくしないかと心配になる。

      

(略)・・・・・・日米関係は世界でもっとも重要な2国関係で「愛のある結婚」だったが、鳩山首相の時代に「冷たい関係」になった。離婚しそうだが、土壇場で踏みとどまり、「愛はないが結婚」という状態が続いている。日米関係の修復には、粘り強い対話や説得が必要になる。

   

(略)・・・・・鳩山政権は沖縄県民はじめ国民の政府、政治に対する不信感を計り知れないほど広げた。政治と金の問題に加え、国家の基本的な舵取りである安全保障で重大な失敗をしたのではないか。緊迫する東アジア情勢に対応する能力も疑わしい。首相自身の政治責任や進退問題も、浮かんでくるかもしれない。

   
     

山内氏は、いま沖縄県民が暴発しそうになっているのが、いかにも心配そうである。鳩山首相が普天間基地移設問題で「最低でも県外」といわずに、黙っていれば、沖縄の人たちはじっと基地の重圧に耐えていたはずなのに、余計な事をしたもんだ、まるで寝た子をお起こした、といわんばかりである。

    

山内氏は、自民党政権で重用されたが、現鳩山政権ではさっぱりお声がかからないので、ふてくっされているのかもしれない。


        

私見では、上記の山内氏の論説を“もじれ”ば、以下のようになろうか。

    

日米関係は世界でもっとも嘲笑を得てきた2国関係で「愛のない従属結婚」だったが、鳩山首相の時代に「冷たい対等の関係」になろうと努力している。離婚しそうだが、土壇場で踏みとどまり、「愛はないが結婚」という理想的な状態に持っていこうとしている安定した日米関係の維持には、粘り強い対話や説得が恒常的に必要になる。

    

(喜憂) 

秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/848-1253e52b