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「飯舘村のカエルの放射能汚染」
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2010-04-17 19:01 |
カテゴリ:未分類
オリーブの根はあまり美しくない細い根である。土壌の通気性が 良くないと、酸欠で枯死する。であるから一見ここの土壌は砂礫の土壌である。透水性が非常によい。それでも根は深くは張らないで 浅い。だから、強い風に弱い。
スペイン等地中海沿岸ではオリーブが栽培されているが、それは、オリーブが石灰質(アルカリ)土壌でも決して鉄欠乏にならないからだといわれている。
土壌の通気性を確保するために、このような、灌水してもすぐ脇からみずが抜ける木鉢がよいようである。そうでないと
根腐れで枯死する。
特に2-3年の幼木は根が浅いので、転倒防止に支柱が必須である。
根が浅いので、いわゆる同心円状の根回しの部位には 有機質肥料が好ましい。 オリーブの根が乾燥を好むといっても新根の先端は水と養分の吸収域 なので、根の新根があるあたりの土壌には少しずつ肥料が溶けて、水分保持力もなければならない。だから、保水性の高い有機質肥料を使っているのであろうであろう。
有機質肥料としてはバーク堆肥が使われている。
網室のなかのオリーブ茶畑、床には雑草防除用の黒いビニールシートが敷かれ、点滴潅漑施設が設置されている。小生はオリーブ茶畑をはじめて見た。一見全く普通のお茶畑の様に見えるが、この姿まで持って来るには、大変な努力が 必要であっただろうと、推察した。
網室は特別の国の支援を受けているようである。 バックは網室の化学繊維の網。
上記網室の隣の露地のオリーブ茶畑。点滴潅漑施設が設置 されているが、灌水用のバルブは手動のようである。
端正に整備したオリーブの生け垣。 桜の樹ともよく似合う。
オリーブアナアキゾウムシの害(展示写真より)
何の虫の害だろう?噛み跡がまん丸であるのがおもしろい。
オリーブは常緑樹であるが、この木はオリーブの葉の先端 が枯れている。何の障害だろうか?
オリーブ栽培園から
ゆえあって、オリーブ栽培の本場である小豆島で、オリーブ栽培について調査をすることにした。
高松港からのフェリーに小一時間乗って小豆島の草壁港を降りると、すぐ近くにオリーブの丘がある。
そこで、展示している何カ所かのオリーブ栽培圃場を日曜日であったので、案内を頼めなかったので無断で見学させていただいた。
上記の写真説明は、小生の独断と偏見である。間違いもあるかも知れない。
(森敏)
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