2010-04-03 21:13 | カテゴリ:未分類

坪井川の清掃に思う

  

  熊本城の南面は坪井川で囲まれて、天然の堀になっている。これは400年前に加藤清正がそういう土地を選んで要塞を築城したのだそうである。

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  土曜日に川岸を散歩していると、この川のゴミ清掃隊に出くわした。ボランテイアなんだろうか。10人ばかりいる。川の中をばしゃばしゃ歩いている人がいるので、水面から川底までせいぜい40センチぐらいの深さである。

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  この川は両岸が人工的な岩壁で切りたっているので、川の片側に、あえて大きめの瓦礫(がれき)を埋め込んだ木枠の区画を、一定間隔につくって、そこをビオトープ(特定の生物群集が生存しうる均一な環境を備えた区域)として水生植物を育成して、鯉やアヒルたちの生息域にしている。

    

  (ひるがえって思うに、東京の皇居(千代田城)にはあまりそのような配慮がないので、白鳥はいつもお堀に浮かんでおり、たまにえさ場の木製の小さな休憩所に揚がるくらいである。)

     

  坪井川流域の一部はこのビオトープのおかげで川水が自然浄化されていて、橋の上から見ていても水面がきれいで心が洗われる。大きな錦鯉も悠々と遊泳している。

      

  熊本城本丸内を歩いていると、多くの人たちの寄付金が集められており、熊本県民が本当にこのお城が好きなんだナー、ということがよく分かった。本丸の2つの階には、一万円以上の寄付者の名札がびっしりと、張り巡らされていた。おそらく2-3万人分の名札はあるだろう。自分や知人の名前を確認して写真を撮っている人たちもいた。ここに名前がまだ載っていない熊本県人は県民として「恥ずかしい」と思っているのかもしれない。

   

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  この名札作戦はお城にやってくるリピーターを増やす作戦としても成功していると思った。

       

  城の庭で交通整理をしているおじさんに聞くと、熊本城では、西南の役で消失した櫓を一つずつ再建しており、現在次の櫓の建設に必要な寄付金7億円を5年計画で募っているのだが、3年目ですでに3億5千万円集まったのだそうである。

          

(森敏)

 

 

秘密

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