2010-03-02 13:16 | カテゴリ:未分類

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養殖筏(イカダ)は何故流れたのか?

     

チリ大地震による津波で岩手県や宮城県の沿岸部で養殖イカダが流されたという。散乱浮遊したイカダの写真や映像が新聞やテレビで流れている。ノリ、カキ、ワカメ、ホタテ等だそうである。

      

これらの垂下式イカダは、なぜわずかに1.2メートルぐらいの津波で押し流されてしまったのだろうか? イカダが動かないようにしている重し(錨?)までのイカダからのロープが短かすぎたのだろうか?

   

普段でも、干潮や満潮時では最高1.5メートルぐらいの潮位の差はあるだろう。それぐらいの余裕 <あまし> を取ってロープを張っているだろうに。今回はそれだけの長さでは足りないぐらいに一時的に津波で潮位が上がったので重しが海底から浮いてしまって、一斉に流れ始めたのだろうか?

 

  何故、漁協のみなさんは津波警報に対して、イカダの間隔をぶつからないように互いに離して、ロープをさらに長くするなどの対応が遅れたのであろうか? 津波が伝播するまでの時間は丸一日で作業するには十分余裕があったように思えるのだが。

    

  いろいろな浮遊イカダの写真を見ながら素人はこんな事を考えた。

      

(森敏)

追記1.この記事に対して土器屋由紀子先輩(江戸川大学名誉教授・元気象大学校教授)から、以下の忠告のメールをいただいた。

   

「津波」と「波」は別のものです。波は風によって起こるので、表面だけですが、津波は海底から起こるので、深いところまで水が動くのです。パンチ力が違います。例えば平手でピシャッとたたかれるのとげんこつで殴られたくらいのちがい(もっと違うかな?)です。
50cmの津波でも人が流されるのをNHKのTVでやってましたが、ちゃんと逃げなければ危ないです。

   

さらに詳しい情報が以下の気象庁のアドレスに載っているとのご紹介を受けました。

  http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/know/tsunami/generation.html

  
追記2.この漁業養殖被害では宮城、岩手、三重、徳島、高知の5県に対して、総額25億1500万円の補償が支給されることになった。今後も起こりうる養殖イカダの津波対策法が、この際水産庁できちんと研究され提案されるべきであろう。

秘密

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