2010-02-25 17:06 | カテゴリ:未分類

東大は地域に優しくない

   

 

「東京大学の膝元の本郷商店会が、(本日始まった)東大受験生の合格者に、抽選で20名に入学祝い金1万円を贈る」(朝日新聞記事)という記事が載っている。

   

    東大前の商店街はシャッター街となりつつあり、東大の赤門前から農学部正門前までの400メートルぐらいの間に全75店舗のうち15軒が“貸店舗”の紙を貼ってシャッターを下ろしている。

   

    何故そうなったのかというと、東大が国立大学法人化して、構内に生協以外の食堂やコンビニ店舗を多数導入したからではないかと思われる。東大はその売り上げの何パーセントかを大学の収入源として恒常的に収奪するシステムを作り上げてしまっているのであろう。

  

    東大の教職員や学生が購入する食品や本や雑貨の大半が、いまや東大校内でその現金が消費されて、周辺の商店街に流れなくなっているのである。あきらかに、現状では東大周辺の個人商店街をつぎつぎと衰微させている。

  

    ところが、最近建て続けに2軒の韓国料理の店と2軒の中華料理店が出店した。韓国や中国からの留学生が増え、そのたまり場になりつつあるようだ。こういう大学構内には導入できないエスニックな店しか新商売として成り立たないのかもしれない。

   

    冒頭の記事の本郷商店会の試みは、個人商店による涙ぐましい地域経済再生の試みなのである。

  

    東大は地域に全く優しくない大学になりつつある。(もっとも、昔から東大生はあまり地域の人達に愛されてはいないのだが。)

  

    詳しくは知らないがこのような傾向は国立大学法人化した他の国立大学にも波及しているのではないだろうか。

      

(森敏)

 

秘密

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