2010-02-09 18:43 | カテゴリ:未分類

打落水狗

  

「水に落ちたイヌは徹底的にたたけ」、と中国の文人魯迅(ろじん)は言っている。その意味は、「おぼれかかったイヌをさらに叩いて溺死させてしまえ」ということである。その暗喩(あんゆ)は「相手が弱っているのに同情してヘタに手を抜くと、やがて息を吹き返して、こちらに刃向かってくるので、徹底的に打ちのめさなければならない」ということである。

   

先週号の「週刊朝日」に載った『子ども“人質”に女性秘書「恫喝」10時間』の記事(ジャーナリストの上杉隆氏の署名記事で、特捜部が政治資金規正法違反容疑で逮捕した石川知裕容疑者の女性秘書に行ったとされる事情聴取の内容を報じたもの。)に対して検察庁が取材妨害だということで、異例の抗議文を特定の検事名で週刊朝日編集部に送ったことに対する、上杉隆氏の反論記事「東京地検の『抗議』に抗議する」が今週号の週刊朝日に出ている。必読である。

  

   

検察側の立場は、検事名で抗議すれば相手が恐れをなして『ははー!申し訳ございませんでした』と検察(おかみ)に平服すると思ってのことだろうが、中身は事実の裏付けのないというかお粗末そのもので、上杉隆氏にことごとく事実でもって粉砕されている。上杉氏の数カ所に亘る質問すなわち「抗議に対する抗議」に対しては「お答えできません」と検察側は逃げを打って引きこもっている。

   

「週間朝日」は、今回は検察側から論戦を仕掛けてきたのだからちょうどいい機会だから、うまく特捜を明るみに引きずり出して、論戦をしかけてやればいいだろう。この際今回の小沢一郎政治献金問題で彼ら特捜部の行ってきた浅はかな論理(ロジック)を満天下に知らしめるといいだろう。

   

それにしても上杉氏の筆は冴え渡っている。昔の全共闘運動での軽妙な“紙(ことば)のつぶて”を思い出してしまった。

      

打落水検察! 打落水特捜!

            

(管窺)

秘密

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