2010-01-31 19:41 | カテゴリ:未分類

宇宙ステーションの結石症に思う

 

   

  Winepブログではしばしば結石のことについて述べてきた。小生が結石持ちだからである。以下もその繰り返しのぼやきで恐縮です。

   

  先日の米航空宇宙局(NASA)のニュース(1月19日の朝日新聞朝刊)で非常に興味ある報告がなされていた。

 

  それによると国際宇宙ステーション(ISS)では尿を飲料水に再生する装置にトラブルが起こっている。宇宙飛行士が無重力で長期間滞在すると骨の密度が下がる骨粗鬆になり、成人では一日250mgものカルシューム(Ca)が余分に尿中に排泄され、骨量は月に1%ずつ減ることが分かっているのだそうである。

   

  この排泄されたカルシュームが野菜の蓚酸やビタミンCの体内での最終分解産物である蓚酸:(COOH)2とpHが中性付近で強固に結合して水に溶けない不溶態の蓚酸カルシューム:Ca(COOH)2となってしまうので、ISSでの尿を浄化して回収する回路を詰まらせたものと思われる、

    

  尿をフィルターで濾過する方法や逆浸透法では必ず結石でフィルターが詰まるので、頻繁にフィルターを取り替える必要があるだろう。イオン交換樹脂を用いても同じことが云えるだろう。尿を加熱沸騰して水蒸気を冷却濃縮する(蒸留)方法では結石は除去できても揮発性のアンモニアなどの臭気が抜けないだろう。一体どういう装置を作動しているのだろうか。

   

  しかし、あらためて思うのだがこの宇宙空間での尿の浄化装置は、純水が得難い閉鎖空間では必須の装置だと思う。人間ばかりでなく宇宙で植物を栽培して新鮮なビタミンを摂取するためにも、植物栽培のためのきれいな水は必須である。植物が蒸散した水を回収して再利用することは、人間が飲む水よりもはるかに純度が低くて良いはずだから、すでにそのような装置は完成しているのだろう。(小生はスペースバイオロジーの最近の進歩に関して詳しくは知らないのだが)

   

  それにしてもあらためて調べてみると成人の一日当たりのCa必要摂取量は700―800mgなんだそうである。普通の牛乳1本(200mL)で220mg含まれているということであるので、紙パック500mLの牛乳では足りない。そんなことは知らなかったし、これまでそんなに牛乳を飲んではいなかった。

   

  小生は牛乳を飲むと下痢をする体質になっていたことと、結石になりやすかったので40才台から60才前半まで牛乳を一切飲まなかった。そのため潜在的なカルシューム欠乏が困じたのか、現在<頸椎損傷>に悩まされている。首の骨が少し欠けている。そこで最近はせっせと<カスピ海ヨーグルト>を食べている。あいかわらずの付け焼き刃なのでそんなに頸椎損傷の軽減の効果は感じられない。蓚酸カルシュームの尿管結石が出来るのを恐れて、寝る前のヨーグルトと果物(またはビタミンC錠剤)の食い合わせは出来るだけ避けている。

  

(森敏)

 

 

 

秘密

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