2009-12-29 12:26 | カテゴリ:未分類

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海底耕耘機(エコプロダクト2009 報告2)

      

会場の展示物を眺めていると、「南芦屋浜で実証試験を行いました」という、文章にであった。そこで、「この芦屋は兵庫県の芦屋ですか?福岡の芦屋ですか?」と尋ねると、兵庫県の芦屋だという。そこで一気にこの展示物に親近感が涌いた。芦屋は小生の郷里だからである。いまや南芦屋浜には、はわずかに200メートルぐらい人工の砂浜が残っているだけなのであるが。

 

モノは海底耕耘機(サブマリン・トラクター)というのだそうである。要するに何らかの要因でヘドロ化した海浜の浅海の底を浅くゆっくりかき回して、空気を吹き込んで生物層を活性化しようと言うことらしい。環境省の環境技術実証事業ということである。

 

有明海などで、漁民が潮が引いたときに農業用耕耘機で浅瀬のヘドロをかき混ぜておくと、その年の海苔の養殖が良好になると言われている。この新しく開発された海底耕耘機は貝類などの低質を痛めないで非常にソフトにかき混ぜる機械である。

 

かき混ぜた結果、低質に酸素が浸透し、悪臭の元である硫化水素などの発生が抑えられ、(還元条件下で溶けていた2価鉄成分が舞い上がるので、海草などの生育に必要な鉄分が供給されるだろうから:これは小生の見解だが)藻類の生育が活発になった。

 

魚も増殖するだろう。

 

内海や湾などで海流の弱いところでは、これを用いて耕耘すれば、結構海浜のバイオマスが増加するような気がする。一般に海洋学者は生態系への影響を危惧しすぎて非常に臆病で慎重なので、この技術の大々的な適用まで時間がかかるだろう。しかし、業者にはぜひ果敢にチャレンジしてもらいたい。

 

グリーン・イノべーションに認定してもいいのではないか。

     

(森敏)

秘密

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