2009-12-26 13:23 | カテゴリ:未分類

肺炎球菌ワクチンを打った

 

先週は、日本列島を寒気団が覆い、天空の水蒸気をすべて雪にしてしまったためか、我が家の室内の湿度は20%台が3日間つづいていた。

 

マスクをして寝ていたのだが、それでも鼻、のど、口の中の粘膜が乾いてかさかさしていた。朝、ベッドから起きると、肺に急に何かが飛び込んだような気がした。「これはいけない、いつもの風邪が始まる!」と思ってビタミン剤を飲んだり、プロポリスをのどにぬったりしたのだが、肺の奥のイガイガ感は増すばかりであった。

 

それがだんだん気管支を上ってきてのどが痛くなってきた。仕方がないので、ついに病院に飛び込んだ。

 

「ハー、なるほど、のどが真っ赤ですね!」と医者は言う。新型と旧型のインフルエンザのチェックをしてもらったら共に陰性であった。そこで医者は、痰切りの薬2種類、気管支拡張薬入りの貼付用テープ、抗生物質、の4種類を5日分処方してくれた。風邪で病院に通うことはあまり無いのだが、今回はこれまでの経験から、このタイプの風邪ではいつも定型的なパターンを経て快癒するまでに1週間はかかると予想したので、病院に飛び込んだのである。最近の免疫力の低下の自覚が著しいし。。。。

  

この病院でもらった気管支拡張剤入り貼付用テープは、非常にありがたかった。いつも風邪の時に寝入りざまに咳き込むと、息が出来ないぐらいに七転八倒して苦しくなるので、今回はこれを一日中左上腕に貼り続けていることによって、ずいぶんとその症状が、低く抑えられた。まじめに抗生物質も飲んだ。激しい咳でのどから肺の内部まで表皮細胞がび乱して、肺炎菌に感染することを恐れたからである。

 

そうこうしているうちに知人の医者から、「肺炎球菌ワクチンを打っておくといい」という助言があった。小生の父親は急性肺炎でどんな抗生物質も効かずに1週間後に死亡した。だから小生も風邪をこじらせて、ある種の肺炎になったら、アウトかも知れないと思っていた矢先なので、この助言はありがたかった。

 

そこで早速かかりつけの個人病院に行ったら、「当院には肺炎球菌ワクチンの在庫がありません。製造元に問い合わせても、生産が追いつかなくて在庫がないようです」ということであった。そこで試しにもう一軒、あまりはやっていない個人病院に行ってみたら、「在庫が5つだけ在ります」ということであった。よかった!

  

というわけで左腕に肺炎球菌ワクチンの筋肉注射を打ってもらったのだが、「このワクチンは保険が効きません」ということで8000円も支払わされたのには驚いた。又「このワクチンは5年間有効ですが、逆にその間にこのワクチンを打ってはいけません。打つと重篤な症状になります」と言うことで、保険証に、そのことを忘れないために <21年12月21日肺炎球菌ワクチンを接種されましたので、再接種は行わないでください> というラベルを貼ってもらった。

 

この筋肉注射は打ったヶ所の周辺の筋肉が3日間にわたってかなり痛かった。

  

本日の朝日新聞では、自治体によっては肺炎球菌ワクチンに補助が出ているところもあるとのことである。又、米国では高齢者の65%以上がこのワクチンを接種しているが日本は5%程度だと言うことである。

 

知人のご高齢の某先生は、かつて急性肺炎にかかって、19種類の抗生物質を打ってもどれも効かず死線をさまよったのだが、最後の20番目に打った抗生物質が奇跡的に効いて、治癒できたということであった。

 

  

最近はほとんどの肺炎菌が医薬品として開発された抗生物質に対して耐性を持っているので、ワクチンはなかなかいいアイデアだと思う(世間の何かと病弱な高齢者ではかなり昔からこのワクチンの存在は常識らしいが)。もっと早く登場してくれていたら、親父(おやじ)は20年前に急性肺炎で死ななくても済んだだろうに、とくやまれる。

 

(森敏)

追記:その後2010年2月3日に次の記事が載った。

  

【用語解説】肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は鼻やのどにすみついているありふれた菌で、乳幼児から高齢者まで多数から検出される。大人用ワクチンはインフルエンザと併発する肺炎を防ぐため、予防接種費用を助成する自治体が増えている。70代後半の接種率が高い長野県波田町は冬季の入院患者が激減し、救急医療に良い影響が出たほか医療費抑制効果があった。小児用は昨年10月、厚生労働省が承認した。

秘密

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