2008-03-14 15:15 | カテゴリ:未分類

マスクの功罪

 

昨年の8月ぐらいからマスクが手放せない。別に花粉症ではないが、最近はやたらと鼻やのどが痒くなり、それを放置しておくと、絶対に風邪を引くことになる、という確信を持っているので、マスクが必携なのである。勝手に免疫力が低下していると思っている。どこでだったか忘れたが、60歳代は20歳代の10分の1に免疫力が低下しているというグラフを見て愕然とした。

 

学生とつきあっているので、いまだに学生気分を抜け切れていないが、肉体は内部から確実に劣化していると言うことである。それまではのどが痒くなった(風邪の菌を吸い込んだ!)と思ったときは、すぐにうがいをして、ビタミンCの錠剤を飲むことにしていた(この錠剤は米国製の一錠1グラムの1センチ長のものである)。

 

しかし、最近ではうがいしたあとマスクを掛けて、鼻孔と喉(のど)の湿度を維持することが、風邪にやられないためには最も有効であると思っている。いろいろのマスクが出回っており、いろいろ試してみたが、最近のマスクは鼻の周辺空間が確保されていて、息苦しくない物があり、これが最も効果があるように思われる。フィルター機能も良好で、交差点などでは自動車の粉塵を確実にブロックしているように感じられる。ウイルスブロック能は本当かどうかわからないが。

 

今年の冬のように雨が少なく、湿度の低い(室内で毎日測っているのだが40%台が長く続いた!)時は、本当に鼻粘膜や、喉がやられやすい。そこで、寝るときにも、現在ではマスクをしている。

 

昨日、さるシンポジウムに参加したところ、半年ぶりの知人が、「お元気そうですね」というので、どうしてそう思うのか?と聞くと、「だって今日はマスクをされていないじゃないですか」とのたまった。実は会場の入り口でそれまで付けていたマスクをとって、胸ポケットにしまったところだったのである。前回会ったときの小生のマスク姿の印象が、よほど体調が悪く見えたのだろう。

 

電車の中や、道行く人を数えてみると現在東京の20人に一人はマスクを掛けている様である。花粉の季節だからしかたがないのかも知れないが、先日秋田や金沢に行ったときは一人もマスクをした人物に行き当たらなかった。地方ではあまり花粉症は問題にならないようである。

 

小生がわざわざ恥も外聞もなくマスクを付けて学会の懇親会に参加したり、講演会に参加したりしているのは、人混みが多いところでは必ず風邪を引いた人がいるはずで、その未知人物から感染したくないからなのだが、最近では、そういう場面でも小生以外に堂々とマスクをしている御仁を見かけるようになってきた。よく考えてみるとこれは異常な光景である。

 

マスクをすると、自分の呼気(排気)のために酸素分圧が低く炭酸ガス濃度が高くなるためか、少し眠気が出てくる。講演会場では専門外の話にはついていけなくなり、心地よい午睡眠となる。これが唯一マスクの悪い点である。

 

 

(森敏)

秘密

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