2008-03-11 15:56 | カテゴリ:未分類

立花隆の膀胱ガン闘病記

   

今月号の「文藝春秋」に立花隆の膀胱ガン闘病記が載っている。そこまでやるかという、闘病体験の自己開示である。この原稿は(続)と言うことなのでまだ次号に続くのだろう。

 

この文章は、かって、小生の兄と芦屋高校の同期生であった児玉隆也の『ガン病棟の九十九日』を想起させる物がある。(児玉さんとは夏の暑い日に芦屋の我が家のベランダにいっしょに寝て、夜明け前に芦屋の浜でカレイの夜釣りをしたことがある)。

 

児玉よりも進化していることは、立花が出来る限り自己を(心理状態をもふくめて)客体化して科学的にガンの進行のプロセスを図入りで切開して見せようとしていることである。しかしなかなか冷静にはなれない心の揺らぎも正直に記されている。

 

かっての立花隆による『田中角栄研究~その金脈と人脈』と児玉隆也による『淋しき越山会の女王-もう一つの田中角栄論』は一世を揺るがせた名著である。

 

因果なことである。

 

(森敏)

秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/69-1480dbf7