2009-11-07 10:59 | カテゴリ:未分類

なんのことやら? ぶれるな鳩山由紀夫!

   

下記に全文引用した科学新聞の記事で、鳩山首相は2700億円から1000億円に削減された <最先端研究開発支援プログラム> について「来年度予算等も含めて、この分野には自分自身もしっかり力を入れていきたいと思っているので、必ずそうした中で今回縮減したものについても、きちんと実質的に見合うものを対応するようにする」と述べている。

 

この内容はよく読んでも極めて不明瞭である。科学新聞が文科省の意向を汲んで敢えてぼかした表現をしているとしか思えない。

 

最先端研究開発支援プログラムに採択された研究者には再度50億円を上限としたプロジェクト計画書を作成させるとしているがこれは当事者にしか分からない情報のようである。ゲリラ的な科学新聞の取材以外にどこかに開示されているのであろうか?探しても見あたらない。向こう5年間の計画を再提出させているのであろうか?

  

それならば鳩山首相がわざわざ、「今回縮減したものについても、きちんと実質的に見合うものを対応する」という言い方はおかしいのではないか?実質的に30名について平均総額90億円になるように追加予算を今後補償するということであろうか? 報道が正確でないので何とも云えないが、文科省は余り曖昧な情報を漏洩してもらいたくないものだ。

  

鳩山首相は東大工学部の後輩が数名もこのプロジェクト資金をもらっているからといって、裏からの工作に、動かされてはいけない。小宮山宏前総長が鳩山首相(または菅直人)のブレーンになった、という噂(これもどこかで正式に発表されたのであろうか?発信源がよく分からない)である。

  

だから東大工学部の閥が露骨に研究費復活に反映するような疑問を持たれるような工作は鳩山首相は厳に慎んだ方がいい。全国の研究者はみなさん命がけで種々の研究費に応募しているのであるから、コネのイメージを少しでも与えるような言動には研究者のみなさんは非常にナーバスになっているのである。

     

そもそも、このWINEPブログでも繰り返し書いてきたが、原則に帰って、選考過程が不純であったこの「最先端研究支援プログラム」の再審査を行わなかったことは、鳩山内閣の学術行政における最初の大失点であると思う。

     

    

最先端研究プログラム中心研究者の専従解除へ(科学新聞 2009.10.30.号)

     

 津村啓介・内閣政務官と総合科学技術会議有識者議員は21日、最先端研究開発支援プログラムについて、中心研究者に課せられている専従義務を外すことなどで合意をした。今後、総合科学技術会議本会議で正式決定する。

 最先端研究開発支援プログラムについては、16日の補正予算の見直しで1200億円縮減し、1500億円の基金にすることが決まっているが、このうち1000億円を30人の中心研究者に配分し、残りの500億円を若手や女性、地方などをキーワードとした研究開発に充てることになっている。

 今回の合意では、すでに選んでいる30課題については、中心研究者に課せられた専従義務を解除し、帰国義務についても弾力的に運用することなどが決まった。また、プログラムの総額が1000億円になったことから、中心研究者に間接経費込みで50億円を上限とした新たな研究計画案と資金計画案の提出を要請することも決定した。

 これまでプログラムを動かしてきた支援会議やワーキングチームについては、枠組みとしては廃止しないものの、早急に30課題のプロジェクトを進めるため、総合科学技術会議有識者議員と内閣府の政務三役で当面はプログラムを運営するという。

 鳩山総理は、「来年度予算等も含めて、この分野には自分自身もしっかり力を入れていきたいと思っているので、必ずそうした中で今回縮減したものについても、きちんと実質的に見合うものを対応するようにする」と話しており、専従義務を外したことで、来年度以降の各種プロジェクトなどで、30課題を支援していく考えを示した。

        

(管窺)

追記:ネットで調べると「総合技術会議」のところに以下の会合があり、以上の科学新聞記事の内容の一部が議論されていることが分かった。

  

科学技術政策担当大臣と有識者議員との会合 議事概要(案)
○ 日 時 平成21年10月29日(木)10:00~12:05
○ 場 所 合同庁舎4号館7F 742会議室
○ 出席者 津村政務官、本庶議員、奥村議員、白石議員、榊原議員、今榮議員、青木議員、金澤議員、藤田政策統括官、岩瀬審議官、大江田審議官

 

秘密

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