2009-09-23 09:47 | カテゴリ:未分類

最先端研究支援プログラムに関する本日の記事

 

記事1.

アニメの殿堂「立てない」 川端文科相 脱ハコモノを指示 

   

・・・・・・・・・・・・・・文科省官僚側は同省関係の約1兆3千億円の内、1761億円が削減可能との報告をまとめ、川端文科相らに示した。・・・・・・・・・・・・・・しかしその中にはメデイア芸術総合センター(通称「アニメの殿堂」、117億円)や「最先端研究支援プログラム」(2700億円)は入っていない。

(朝日新聞9月23日朝刊 青地学)

  

記事2.

巨額の研究支援 選考拙速、予算執行急ぐな

志村令郎 自然科学研究機構長

・・・・(略)・・・・・・・・・・・

まず、応募者には、公募から約3週間しか準備期間が与えられなかった。

 第一次書面審査は約1週間で、選考に当たった24人のワーキングチームの全員が、500件を超えるすべての応募課題を評価した。その分野の専門家であれば判断も出来ようが、分野違いの課題についてはどう判断したのだろうか。

 私が危惧するのは、どんな優れた選考委員であっても、これだけ短い時間で、しかも膨大な数の専門外の課題について、最先端にふさわしい選考が出来たのか。ということだ。

また、これほど巨額な資金が必要な研究が本当に30件も存在するのか。金額はずっと小さいが、創造性に溢れた研究テーマを持った研究者は、我が国には沢山存在しているのではないか。

我々のように学問を生業とする大学などの人間は日頃、若い大学院生や学生、博士研究員などに対し、研究の厳しさや、高い志、また情熱などを説いている。このような選考が横行しては、彼らの志をくじきかねないと憂慮せざるを得ない。

 せっかくのプログラムが本末転倒にならないよう、補正予算の執行を急ぐことなく、その影響の大きさに深く思いを巡らし、慎重な取り組みを切に願うものである。

(朝日新聞 9月23日朝刊 「私の視点」覧)

  

  

以上の記事1からは、文科省は何とかして最先端研究支援プログラムの予算を確保して、執行したい模様である。

 

しかし、この後者の記事2からは自然科学研究機構(国立天文台、核融合科学研究所、基礎生物学研究所、生理学研究所、分子科学研究所の5研究機関から構成される大学共同利用機関法人)の長である志村令郎(しむらよしろう)機構長自らが、ついに我慢できなくなって職を賭して打って出た感が深い(そんない大げさなモノでもないか)。

 

本来ならば金沢一郎学術会議会長などが意見を集約して、このプロジェクトに異議を唱えるべきであったのだろうが、最初から総合技術会議のメンバーに取り込まれているので、「こんなはずではなかったに」と思っても、今となっては反論できないのだろう。

   

であるから、いまこそ、政治家による決断の出番なのである。

    

(管窺)

 

秘密

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