2009-09-22 15:11 | カテゴリ:未分類

菅直人(国家戦略室)による「基金の見直し」発言

       

先日のNHKのテレビ番組では、菅直人、藤井悠久、原口一博、亀井静香、福島瑞穂が出席して、各閣僚の発言が未成熟なまま、あたかもミニ閣議の様相を呈していた。聞いていて、こんな事を国民のまえでしていていいのかと、いささか不安であった。

      

ところで、その場で国家戦略室の菅直人は

 

     3年継続基金は(ありえ)ない。すでに決済した初年度分はともかく、少なくともそのあとの2年間の分は民主党政権の権限である。

    「複数年度予算制度」として、単年度の使い切りの余りを翌年に回せるようにしたい。

   

と発言していた。

この ①によれば、現在研究者の間で問題になっている ”最先端研究開発支援プログラム”は5年間の基金であるから、たとえ予算交付が決定したとしても、予算は未執行であるから、民主党政権下での予算配分をどうするか考えるということになるだろう。大臣の発言は重いはずであるので、予算執行の前に、今回のこの抜き打ち的なプロジェクトがどのように立ち上げられたのか、30名の受領候補者の選考が本当に適正であったかどうかを是非精査してもらいたい。

      

また、②に関して云えば、大学によってはすでに複数年度にわたる延長使用を認めているところがある。単年度の資金では機器が買えなかったりするので、あえてそれを貯蓄して複数年度の合算した資金で買ったりするためである。それを、麻生政権下の財務省は「予算を使い切っていないから、次年度に繰り越した予算はいらない金だろう」といってムダ使い資金として計上したりして、会計検査院にごまを摺ってマスコミをにぎわせていた。これは全くの誤解である。この意図的な曲解に大学人はカンカンに腹を立てている。

       

菅直人には現場での予算運用の実態をきちんと理解して、複数年度予算編成の原則を打ち立ててもらいたい。

       

(管窺)

   

追記:以下、毎日新聞の記事である。

最先端研究費:2700億円の支給対象者再検討 副文科相

 2700億円の研究費を30人の研究者に配分する「最先端研究開発支援プログラム」について、鈴木寛・副文部科学相は19日未明の会見で、支給対象者の再検討も含め見直すことを明らかにした。

 このプログラムは09年度補正予算で計約4.3兆円を計上した46基金の一つ。総選挙後の9月に麻生政権が、ノーベル賞受賞者の田中耕一・島津製作所フェローや人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発した山中伸弥・京都大教授などの支給対象者30人を公表した。岡田克也・民主党幹事長(当時)は「この時期に決まることに違和感を覚えないわけではない。凍結も当然ある」と話していた。

 鈴木副文科相は「2700億円という額以上に、支給対象者の選考プロセスに問題がある」と指摘。「麻生首相の『とにかく早くやれ』という指示で、十分議論のないまま、荒っぽい方法で選考された。30人という人数を含めて再検討したい」と話した。今後、川端達夫文科相、科学技術担当相を兼務する菅直人副総理・国家戦略担当相を中心に精査するという。【奥野敦史】 

毎日新聞 2009年9月19日 10時42分(最終更新 9月19日 11時30分)

 

 

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