2009-09-19 17:27 | カテゴリ:未分類

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       湯川秀樹の像

   

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           湯川記念館 

   

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  湯川秀樹所長室での窓に向かって右側の全貌

   

  

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    おそらく中間子理論発見の瞬間を詠ったもの

     

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      湯川博士が受けたノーベル賞の複製 

        

京都大学「湯川記念館」を訪れて

   

  これまで何回となく京都大学を訪れたのだが、構内に湯川記念館があり、閲覧を開放されていることは知らなかった。

   

  今回学会で講演会場をぬけだして農学部キャンパスをさまよっていたら、白い銅像にぶつかった。誰だろうと近寄ってみると、湯川秀樹博士の像であった。そのうしろには、「湯川記念館 Yukawa Hall」の文字が刻まれた建物があった。

   

  この基礎物理学研究所の建物の中の湯川記念館の部屋は閉まっていたが、受付の方に頼むと、男性職員が部屋のかぎを開けてくれて、20分ばかりつきあってくれた。

   

  小生は、専門書以外の湯川秀樹の著作はほとんど読んでいる。大学生のころこれほど小生が私淑した科学者はいない。

   

  というわけで、湯川博士の所長机や椅子や、本棚の本(約5000冊あるとのこと)や、詩歌や、書道を見ながらいささか感慨にふけった。

   

  職員の方に聞くと、さほどここを訪れる京大生はいないようである。大学のオープンキャンパスなどの時には、高校生や中学生が訪れるとのことである。

   

  小生が中学生のころ、湯川博士はノーベル賞をもらったのだが、<湯川博士がストックホルムのノーベル賞受賞の岐路に、飛行機で芦屋市の精道中学校の校庭に降り立って、それを我々生徒が熱烈な拍手で迎える>という夢を見た。

   

  学会の後輩にこの記念館を紹介したのだが、「私たちは、森先生ほど湯川博士に惚れ込んではおりませんので、そんなに興味はありません」という冷たい返事であった。彼らが学会の期間中に、湯川記念館を訪れたかどうかはまだ聞いていない。

   

  下記は、湯川先生の書(上の写真)を小生が写した物である。昔どこかでこの詩を読んだのかも知れないが、記憶になかった。多分理解できなかったのだろうと思う。今読むと、何というすばらしい詩だろう!と感動で胸が震えた。中間子理論の発見の瞬間の心境を、叙して余りある。

     

  

 丙午如月 早朝に想う

 

  心 毎年おのれを知らず

 

  ただ 人あり 物あり

 

  一朝 おのれを認む

 

  人や物や にわかに へだたる

 

  心安からず 象徴を創造して

 

  同定せんと欲す

 

         湯川秀樹

   

 

 

 

(森敏)
秘密

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