2009-08-28 17:23 | カテゴリ:未分類

酒井容疑者を「覚醒剤使用罪」では起訴できていないことの意味

   

本日の産経新聞報道(この本文の後ろに添付した太字の記事)では、酒井法子容疑者は「覚醒剤所持罪」で本日起訴された。その起訴理由としてとして、

0.008gの覚醒剤を所持していた。それも、

②「この覚醒剤はこれからも使用するつもりであった」という自供、を根拠にしている。

     

検察が「容疑者が自供した」というリーク情報ほど当てにならないものはない。検察はそういう情報を、世論を欺くために流すからである。現段階では、酒井容疑者が本当にそのように自供したかどうかは、開廷して裁判の場で本人が認めなければ、何とも云えない。

     

検察は、酒井容疑者にたいして「覚醒剤を『使用した』とか、『使用するつもりであった』とか正直に言えば、すぐ保釈して、子どもに会わせてやるからな、」というような、誘導尋問的な恫喝をかけているに違いないからである。

     

そういう意味では、この間の検察の取り調べを映像や録音で取っておくと、現行の裁判員制度にとって非常に参考になるだろう。

        

一方で、<酒井容疑者が覚醒剤を使用した>という物的証拠がまだ確定していないので、「覚醒剤使用罪」では、今回はまだ起訴できていない。

        

これまで検察から、マスコミにリークされた報道では「酒井容疑者の毛髪から覚醒剤反応が出た」ということであった。マスコミはこれが酒井容疑者が覚醒剤を使用した確定証拠のように喧伝してきた。

         

しかし、<毛髪から覚醒剤反応が出た>ということは、<毛髪から覚醒剤を同定した>ということと同じではないことは、以前にこのWINEPブログでも述べた。

       

毛髪から覚醒剤反応が出たということ(定性反応)だけでは、酒井容疑者が「覚醒剤を使用」したということを裏付けるにはじゅうぶんに科学的批判に耐える証拠(定量データ)とはなりえないことを検察側は認めているわけである。

    

また、0.008gの覚醒剤を吸った証拠として、<覚醒剤の吸引に使ったストローから酒井容疑者のDNAが検出された> とも報道されている。酒井家のなかの使用済みのストローから容疑者のDNAが検出されるのは、当たり前である。問題はそれが実際に酒井容疑者が覚醒剤吸引に使ったものであるかどうかを、本人に現場で確認しなければならないだろう。

      

DNA鑑定という重要な物証があるにもかかわらず証拠として未だ採用さずに、酒井容疑者が「覚醒剤使用罪」で起訴されていない。のであれば、検察がDNA鑑定を行ったということそのものがウソの検察リーク情報である可能性がある。

   

最近の刑事事件報道では、容疑者の逮捕後、余りにも早く本人同定のためのDNA鑑定の結果が検察側からリークされがちである。

  

私見では、未だDNA鑑定を行っていなくても、まずそういう情報を漏洩(リーク)しておけば、マスコミを通じて国民は全員が検察の捜査を信用すると考えているのではなかろうか。最近の検察の巧妙な手法と思えてならない。これは国民に催眠をかけるための検察による疑似科学情報操作というべきであろう。

   

 

酒井法子容疑者、所持罪で起訴 使用でも追起訴へ

8281525分配信 産経新聞

女優の酒井法子(のりこ)容疑者(38)が、覚醒(かくせい)剤を隠し持っていたとして逮捕された事件で、東京地検は28日、覚せい剤取締法違反(所持)罪で酒井容疑者を起訴した。同地検は捜査を継続させ、使用罪についても追起訴する方針とみられる。<以下略>

 

 

(管窺)

 

追記:本日検察側から、0.008gの覚醒剤が <アルミ箔で丁寧に包まれていた> という発表が初めて紹介された。連日、検察側から撹乱情報として流された、酒井容疑者の千葉の別荘で見つかったという0.094グラムの覚醒剤というのは、酒井被告が覚醒剤を使った、または使うつもりであった、という麻薬所持罪、または麻薬使用罪、の根拠理由には出来ていないようである。 (8月29日記)

 

酒井被告の覚せい剤入手に「浜松ルート」浮上

8月29日7時6分配信 スポニチアネックス

 (略) 
起訴状では、酒井被告は東京都港区南青山の自宅マンションで3日、覚せい剤0・008グラムを所持していたとされる。
 当初は、所持量が常用者が1回で使う平均量(約0・03グラム)に満たなかったため、起訴できないともみられていた。しかし、地検は、覚せい剤がアルミはくで丁寧に包まれていたことなどから、自ら使用するため所持していたと判断。見つかった覚せい剤がたまたま微量だっただけで、その所持状況や供述などから常習性が疑われる「悪質な事件」ととらえたためだ。

 捜査関係者によると、酒井被告は「使った後の残りだが、また使うために持っていた」などと供述、起訴内容を認めている。今後、覚せい剤の使用についても捜査を継続し、9月中に追起訴する方針だ。(略)

 

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