2009-08-19 14:28 | カテゴリ:未分類

 

 

IMG_8096-1.jpg

 

     朝顔の中心部位に花びらが。。。

 

IMG_8116-1.jpg

      

    朝顔を切り裂いてみると、この小さな花びらは、

       雄しべの奇形であることがわかる

           

朝顔の雄しべの奇形

   

早朝に、町のあちこちで、朝顔が花盛りである。咲いた花をよく覗いて見ていると、ある花の奥に、小さな花びらが見られた。

   

正常な花の雄しべは5本で、雌しべが1本であるが、この花を解体してみると、雄しべが4本しかなかった。雄しべが花びらに変異したものであった。

   

どういうきっかけで、こういう奇形化が起こったのであろう。

     

(森敏)

  

追記:実は我々はすでに、タバコにニコチアナミンアミノ基転位酵素遺伝子(NAAT)を導入して、ニコチアナミンアミノ基転位酵素の基質であるニコチアナミンを消費させてタバコ本来が生産するニコチアナミン含量をゼロ濃度近くに低下させると、重金属の運び屋であるニコチアナミンがないために重金属が生殖成長器官(雄しべや雌しべや花粉)へ運ばれないために、重金属欠乏が起こって、花弁形成のための遺伝子発現が阻害されて様々な花弁の奇形化が起こる場合が起こることを見いだしている。興味のある方は下記の文献を参照ください。

  

新しい画像-1 

Aはニコチアナミン欠損タバコの花の奇形を上から見た像。

Cはそれを横から見た像。

Bはニコチアナミン欠損タバコの花芽に100マイクロモルの鉄・コチアナミンを一ヶ月以上処理した所、正常に戻った花弁を上から見た像。

DはBを横から見た像。

  

Takahashi M, Terada Y, Nakai I, Nakanishi H, Yoshimura E, Mori S, Nishizawa N : Role of Nicotianamine in the Intracellular Delivery of Metals and Plant Reproductive Development. The Plant Cell 15,1263-1280 (2003)

秘密

トラックバックURL
→http://moribin.blog114.fc2.com/tb.php/590-7d818eec