2009-08-12 16:52 | カテゴリ:未分類

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貯蔵小麦種子のノシメマダラメイガによる食害

 

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   見事に胚芽だけが食べられている

  

虫知識.COM ノシメマダラメイガ

 

http://mushi-chisiki.com/pest/moth.html#nosime

          

    

ノシメマダラメイガによる小麦の脱胚芽法

       

    小麦の現地試験をして、倉庫に農家が昨年収穫した小麦の種子で常温で保存していたものがあるというので、重金属分析用に送ってもらった。

    

    届いたものを見ると、小麦種子がビニール袋に保存されているのだが、それを食い破って、中の種子が、囓られていて、糸状の繊維がからんだり、細かな糞状の微粒子が、袋の底に貯まっていた。羽化した昆虫の羽根が散見された。

 

    驚いたことに送ってもらった30袋のうち袋の中の小麦種子が20~50%ぐらいが、胚芽だけが見事に食い尽くされていた。

   

    インターネットで調べると犯人はノシメマダラメイガであることがわかった。

   

    そこで重金属の分析ではこの食害の現象を逆手にとって、「無胚芽種子」と、胚芽が付いた「全粒種子」とにわけて、分析することにした。小麦の胚芽のみをお米の精米機できれいにとるのは難しい(糠層も取れてくる)ので、今後ノシメマダラメイガは生物学的胚芽除去法として有効に使えるかも知れない。

         

(森敏)

秘密

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