2009-08-05 17:41 | カテゴリ:未分類

「リンゴが教えてくれたこと」 木村秋則(日本経済新聞出版社)

   

青森県のリンゴ農家の木村氏のこの本は、本当に示唆に富んでいる。10年間に亘る、徹底した無農薬無化学肥料で、苦節の末にリンゴの自然栽培法の解を見いだした体験に基づいているので、非常に迫力がある。

  

ちなみに、本の中の目次のサブタイトルのいくつかを紹介すると以下のとおりである。

   

この(自然の山の)土を作ればいい

(リンゴの)下草を刈るのをやめる

草ぼうぼうに教えられる

ダニが消えハチがやってきた

有機農業だから安全なわけではない

完熟堆肥を作れ

田圃は乾かしてから荒く耕す

肥料をやらないほうの根が太い

カモはなぜ田んぼに来襲したのか

土には浄化作用がある

ずっと見ていることが大事

雑草の役目

山の土には窒素リン酸カリはほとんどない

人間は土の生態系を壊している

バクテリアの体内窒素が隣の畑の2倍

穴を掘って土の温度を測る

自然の野菜の葉は淡い緑色

回転する大根

   

この本で強調されていることは、<じっと耐えて自然現象を観察し続けることが重要>ということである。

   

願わくば、木村氏が教祖的になって、衒学的な事を言い始めないことである。自然の観察事実からそれて、仮説や空想を事実のごとく述べ始めると危ない。

   

マスコミはそういう人物が大好きで食い物にするから。要注意である。

   

(森敏)

秘密

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