2009-07-19 12:02 | カテゴリ:未分類

エスカルゴが団地に

  

以前にジャンボタニシの水田における被害について2件ばかりこのWINEPのブログで報告した。以下の記事は大阪の団地でエスカルゴが繁殖している話である。どこかの子どもが、どこかで入手したエスカルゴを、団地の公園に播いたのか、誰かが意識的に播きまくっているかのどちらかであろう。ジャンボタニシはブラジルかメキシコ産のものを島原の業者がフランス料理用に輸入したものが、南九州から現在では大阪や静岡にまで広がったものである。今のところ水田に繁殖して日本を北上している。

 

この大阪のエスカルゴはジャンボタニシではなさそうである。もともとどこから帰化したのだろうか。

 

現在、ナメクジにはスラゴという製剤が、殺ナメクジ効果があり、ジャンボタニシにはスクミノンという製剤が効果があることが分かっている。このエスカルゴは、ナメクジが貝殻を背中に抱えているでんでん虫様のものだから、案外ナメクジ用のスラゴが効くのではないだろうか。是非試してもらいたい。

   

エスカルゴを手で採集するぐらいではおそらく撲滅できないだろう。幼生が昼間は土の中に逼塞(ひっそく)しているので、それが地上部に出てきた時をめがけて、繰り返し叩かなければ、生息密度が減少しないだろう。すでに大きくなったエスカルゴを採集しても、その数千倍の幼生が、土中に潜んでいるだろうから。木の根本に(もしスラゴの効果が確認されたなら)スラゴを大量に散布することが最も有効かもしれない。スラゴは主成分がリン酸鉄なので人に対する毒性はない。しかし幼児が公園で手につまんで食べる可能性があるので、フェンスを張っておくといいだろう。

 

  

エスカルゴ大発生 

―大阪の団地、住民ら駆除へー

(朝日新聞7月10日 朝刊)

 フランス料理のエスカルゴになる欧州原産のカタツムリが、大阪府内の団地内で大量に繁殖していることが、滋賀県立琵琶湖博物館などの調査でわかった。国内での報告例はないが、このカタツムリは繁殖力が強く、海外では農作物に大きな被害を出している。住民らは12日、観察会を開き、駆除に乗り出す。

 見つかったのは、大阪府門真市の府営門真三ツ島住宅。鑑定した結果、「プチグリ」の愛称を持つ欧州原産のヒメリンゴマイマイとわかった。このカタツムリは数センチの大きさに育ち、フランス料理では、エスカルゴの材料になっている。繁殖力が旺盛で、様々種類の植物を食べてしまう。

 

 

(森敏)

秘密

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