2009-06-14 10:38 | カテゴリ:未分類

<白髪>仕組み解明 の記事に思う

 

小生は散髪屋にいくのがおっくうで、ここ40年間は自分で鏡を見ながら髪を切るのだが、髪の裾(すそ)だけは、自分でそろえられなくて、他人の目には見苦しいので、女房にバリカンでそろえてもらっている。先日、その裾揃えをやっているときに、女房が「白髪の髪の毛の生え際が黒くなっているわよ」というご託宣であった。下記のネットからの科学記事から考察するに、小生の頭の毛根と皮膚との間の色素幹細胞が何らかのきっかけで色素細胞に再度分化し始めたのかも知れない。

 

<白髪>仕組み解明…再生医療応用に期待 東京医歯大など

61211分配信 毎日新聞

 老化によって白髪になる仕組みを、東京医科歯科大や金沢大などが突き止めた。加齢に伴って、黒髪のもとになる色素幹細胞の遺伝子に損傷が蓄積するためという。アンチエージングや再生医療への応用につながるといい、12日付の米科学誌セルに掲載される。
 
 色素幹細胞は毛根と皮膚との間にあり、黒髪のもとになる色素細胞をつくっている。年をとると、この幹細胞が減って枯渇し白髪になるが、なぜ枯渇するかはなぞだった。(下線は筆者による) 
 
 生物は年をとるとともに、遺伝子の損傷が蓄積していく。研究チームは、遺伝子の損傷を起こす放射線を浴びせ、マウスを老化と似た状態にした。色素幹細胞を調べると、幹細胞が分化し再生能力を失っていた。この結果、色素細胞が足りなくなり、白毛になるという。
 
 西村栄美・東京医科歯科大教授(幹細胞医学)は「他の老化現象の理解にも役立つほか、抗白髪剤の開発やアンチエージング、再生医療への応用などが期待される」としている。【河内敏康】 


 

 これに関連して思い出したことがある。香川綾女子栄養大学学長(故人)は、90歳以上になっても黒髪がふさふさしていたということである。この場合は、加齢による色素幹細胞遺伝子の劣化ということがおこらないとは考えられないので

1) 色素幹細胞の遺伝子の劣化が起こっていても、一方で劣化(DNAの変異部位)を修復する強力な“修復遺伝子”が絶えず働いていたので、いつも正常な色素幹細胞の分化が起こって、色素細胞になっていたか、

2) ある色素幹細胞の遺伝子の劣化が起こっていても他の色素幹細胞が絶えず再生されていた、すなわち、どれかの色素幹細胞が色素細胞に再生されるために必要な遺伝子がもともとプロモーター変異を起こしており、年齢にかかわらず恒常的に発現していたか、

 

のいずれかであったのだろう。

   

(森敏)

 

 

秘密

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