2009-06-11 11:34 | カテゴリ:未分類

NHKの世論調査は驚異的な回答率! 本当か?

 

  早朝のテレビニュースで、NHKの世論調査の結果が報告されていた。その調査の規模が報道の最初にチラリと、報告された。

以下のごとくである。

 

IMG_4694-2.jpg

  

  たった1000人余りの小人数の回答者で、しかも男女の比、年齢分布、調査の時間帯、等に関しては何も記載がなかった。電話の相手は自宅の固定電話だけだろう。それにしては驚異的な回答率である。どこかの下請け会社に調査させたのだろうか?NHK自身がやったのだろうか? 内閣府の調査はいつも下請け会社にやらせておりその調査の仕方に問題があったことが過去に報告されている。(WINEPの過去のブログ(2008年5月4日付け)を見てください)

  

  先日わがWINEP事務所に、小生が在室中にNHK世論調査の電話があった。「このお電話は個人のお電話でしょうか?」と聞くので「会社の事務所の電話です」と答えたら、「失礼致しました」と言って、電話を切ってしまった。つまり会社で仕事をしている人物にはインタビューが行われていないわけである。

   

  このことから想像するに自宅に固定電話を持っていない現業のサラリーマンの声は拾われていない可能性があるということである。

  

そう思ってこの、このNHKテレビに載っている方法電話RDD

RDDなる符号をインターネットでWikipediaを覗いてみた。以下のように記載されている。

   

電話調査:電話をかけて質問を行い、結果を聴取する方法。通常、電話をかける番号はランダムに作成される。ランダムに作り出した番号に電話をかける手法は、RDD(Random Digit Dialing)と呼ばれる。選挙の結果予測調査などによく用いられる。電話調査の問題点としては以下の点が指摘されている。

·         電話の普及率

日本では電話の普及率が高いので問題になりにくいが、普及率の低い地域では調査対象が母集団の標本たりえない場合がある。

ダイヤル対象は固定電話であることが多いが、携帯電話の普及により固定電話の普及率は低下傾向にある。この傾向は都会の一人暮らし世帯に顕著であると言われており、標本の無作為性に疑問が抱かれている。

·         個人ではなく世帯対象になる

·         相手の信用が分からないし協力してくれる人は多くはない。厳密に回収率を出せば10%以下となることもあり、回答の偏りには問題がある。

  

  つまり、これによると今回のNHKの回答率62%という値がいかに異常な高い値であるかがわかる。NHKは実際の母集団に関してもっと詳細な開示が必要であろう。(何通電話をかけて何通不在であったか(回収率)、回答者の年齢分布、男女比などなど、電話をかける時間帯などなど)。でなければ、この世論調査の数値はとうてい信用できない。

 

 

  あまりにも母集団が少ない拙速な世論調査は、世論誘導のために意図的に使われているとしか思えない。NHKも民放も、新聞マスコミも、最近は世論調査結果と称するデータを安易に使いすぎる。そろそろこれらマスコミ各社の世論調査の内実をどこかの機関が検証する時期に来ているのではないか。公正取引委員会か?

     

   

(森敏)

秘密

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