2009-05-23 14:06 | カテゴリ:未分類

「心臓突然死からの生還」(時潮社 刊) を読んで

   

  本書は、「アメリカで受けた手術体験」 と言う副題を持った、「高松健」なる人物の闘病記である。(定価1800円+税)

 

  昨晩、高校のクラス会に女房が参加してきて、著者ご本人からこの本を購入して持ち帰った。その迫真のドキュメンタリーを、今、一気に読み終えたところである。読んでいるうちに、自分も心臓が悪いのではないか、とついつい思わせる迫力があった。

 

  著者が5年3ヶ月の滞米中、3年間に受けた7回の心臓手術が克明に記録されており、現在のアメリカでの心臓外科の最高水準の状況がよくわかった。

 

  一歩間違えばあの世行きの難しい状況を、アメリカの心臓医療技術の進歩、実に幸運な個人的な保険医療保障(アメリカでは治療も金次第)、奥さんの献身的な支援、会社の上司や仲間の支援など、後から考えると薄氷を踏む思いで危険な状況をクリアしていった驚異的な“ツキ”としか思えない内容が記されている。

 

  多分日本の後進的な総合医療技術ではいっぺんでアウトだったろうな、と思わせる内容であった。

 

  どんな小説よりも読ませるものがあった。

 

  少しでも心臓疾患を抱えている人には必読の書であろう。最後には日本の専門医から見た解説が図入りで付記されている。

   

(森敏)

秘密

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