2009-05-11 17:58 | カテゴリ:未分類

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  紫アスパラガス:アントシアニン色素が体によさそう

 

 

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      鱗片葉をめくると緑色が。。。。

    

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        縦切り断面

    

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         横切り下拡大断面

         表皮1枚は濃い紫色

   

スーパーで福島県産の「紫アスパラガス」を見つけた

 

このアスパラガスの全身が紫である。鱗片葉をめくると、鱗片の裏側は緑色が残っており、本体の方も鱗片が被さっている部分はみどりが残っている。

  

と言うことはこの紫色の本体は外部から当たる光で誘発されたアントシアニン系の色素であることがわかる。

 

本体を縦に切ると表皮だけが紫であり、すぐ内部が緑色である。横に切った断面も同様の色素の分布である。従って、このアントシアニンの合成系遺伝子は、完全に最外の表皮細胞にしか発現しないものと思われる。

 

最外の表皮細胞には、もちろん緑色(一連のポルフィリン合成遺伝子が発現してマグネシュウムが取り込まれて緑色のクロロフィルとなる)が発現しているのだが、この緑色とアントシアニンの紫色が同時に存在しているので、実際は<濃い紫色>になっているのであろう。

 

それにしても、ホワイトアスパラガスは古くから世に出ているが、この紫色のアスパラガスを消費者が違和感なく食するようになればすばらしいことだと思う。

  

このWINEPブログでも以前に書いたが、香川県では生産者がアスパラガスの基部に紫色が出るのを極端にいやがっている。そういうアスパラガスは流通業者がで受け付けてくれないか、低品位と認定されるからであるらしい。結局消費者が買ってくれないからだと言うことである。ほんとかなあ?

 

今回のこの福島県産の「紫アスパラガス」は消費者の常識に対する一種の挑戦だと思われる。私見では、アントシアニンがある方が健康によいので、消費者がこれを避ける理由は全くないと思われるのだが。

  

(森敏)

 

 

秘密

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