2009-04-15 11:17 | カテゴリ:未分類

 

 

 

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写真1 徹底して剣山を立てる

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写真2 上記の拡大図。剣山でハトが止まれない。

 

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写真3 頭の上を見てください

  

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写真4 すざまじい剣山の懲りよう

 

  

徹底したハトの糞公害対策

  

京都駅の中央口から外へ出ると何本かの太いデザイン化した高い支柱があるが、見上げるとそこにたいへん気合いの入ったハトの糞公害対策を確認できる。支柱のすべての“くぼみ”にステンレスの剣山を立てて、「一歩もハトの侵入を許さないぞ」という徹底的な懲りようである。その成果もあってか、付近にはハトが一羽も見られなかった。(写真1、2)

 

また、JR京都駅の各番線の屋根の支柱もハトの糞公害対策を施している。巧妙な剣山で武装をしていた(写真3,4)。全くハトが止まれるところがない。

 

これらは、いずれも結局永年のハトの糞公害に悩まされてきた結果、国際観光都市の玄関口である京都駅ビルが 玄関口をきれいにする京都特有の <おもてなし> のプライドを示したものであろう。

 

この「剣山を立てる」という発想は、おそらく「生け花」の伝統から来たものであろう。 さすが京都である。小生の見聞では防鳥ネットを張っているところはあるが、剣山は関東では見たことがない。

 

話は全く変わるが、この文章を書いていてハトに関して連想したことがある。

 

ベルリンの壁の崩壊(1989)前に東ベルリンに入ったことがある。帰りは東ベルリンの駅から鉄道(地下鉄だったか?)で西ベルリンに帰ったと思うが、駅のベンチに座って電車を待っているときに、足元を多くのハトが餌を求めてうろついていた。その中には、びっこを引いたハトや、片方の羽根が開けない奇形化したハトが10羽に1羽は居た。どうしてなんだろうと非常に疑問に思った。報道されていないが何か異変が起こっているに違いないと直感した。

 

東ベルリン訪問以前のベトナム戦争の頃、小生はニワトリの卵を用いてダイオキシンの実験をやっていた。孵化しない卵、孵化してもすぐに死ぬ雛、成長してもその後あらゆる奇形がニワトリに発生した。

 

今から考えると、これらの東ベルリンの奇形のハト達は当時東ドイツに潜んでいる何らかの公害問題を反映していたのであろう。それからすぐに東欧諸国の工場から西ドイツに流れ込むNOxSOxによる酸性雨による森林崩壊(forest decline)の問題が顕在化した。もちろん、何の処理もしていない中小の化学工場からの煙にはかなりのダイオキシンが放出されていたであろう。

 

  食物連鎖を巡り巡って多分この駅構内の奇形ハトは東ドイツを含めた東欧社会主義の都市の公害のインジケーター(指標)でもあったのだ。

  

(森敏)

 

秘密

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