2008-01-24 19:15 | カテゴリ:未分類

雲の高さと土の白さ

 

  大学生になって関西の芦屋から関東の東京に住むようになって何となく気になっていたことがあった。それは、

1.関東の空よりも関西の空のほうが雲が高いのではないか?

2.関東の土は黒く、関西の土は白く、関東の土が雨が降るとべちゃべちゃなのはなぜか?

 

2番目の疑問に関しては、農芸化学科に進学して、初めて弘法建三先生の土壌学の講義を聴いて納得した。関東の土壌が黒いのは腐食質含量が高いこと(英語でもAndosol(暗土ソル)と呼ばれている)、浅間山が爆発してからふわふわと飛んできた軽い火山灰が集積してきた土壌であるから雨が降ると土がどろどろになる。一方、関西の土は花崗岩の風化土壌であり構成する鉱物組成である石英・雲母・長石のうち白色の石英の乱反射により白く見えるのである、ということであった。

 

しかし1番目に関しては、ずーと原因が良くわからなかった。小・中学生の頃夏に大阪湾に仰向けに浮かんでゆったりと仰ぎ見た雲は、のちに東京の都心で仰ぎ見る雲よりもはるかに高く感じられた。

 

最近、河合薫(気象予報士、保健学博士)女史がU7(7大学のアカデミックコミュニテイクラブ)学士会誌で、彼女がスチュワーデスの時代にわかったこととして「雲は対流圏にしかなく、飛行機は対流圏を抜けて飛ぶから、雲が下になるし、対流圏は温度が高くなるとどんどん高くなるから、赤道付近では雲の高さがどんどん高くなり、上昇しても追いつかないから、ゆれるんだ、といったことがわかった」ということを語っているのを知って、やっと納得した。関西は関東よりも緯度が低いのだから雲も高くなるわけである。

 

以上は、多分教師の都合で、小生が中・高生の時に地学や天文学をきちんと教われなかった、それが後々まで響いた例である(ほかにこの手の無知な話はいっぱいある)。ところでいま気象学などはいったいどの学年で教えているのだろうか? 小生はテレビで気象予報士の話をほとんど毎日聴いているが日本列島の気象状況の法則性がいまもって理解できていない。時間がないためか、気象予報士の説明はいつも、原因があって結果が説明されるが、「何故にそういう結果になるのか」ということが説明されないで中抜きになっているので、いつまでたっても気象学の理解が進まないでいる。自分の怠慢のそしりは免れないが。。。

   みなさんはあのような説明で本当にわかっておられるのだろうか?

 

(森敏)

 

 

秘密

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