2009-03-19 14:46 | カテゴリ:未分類

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 黄土高原の岩壁に粘土団子を投げつけて貼り付けるという

          原始的な壁面緑化法

 

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    投げつけられて対崖に張り付いた粘土団子たち

  

  

黄土高原の岩壁に粘土団子を投げつける  

 

  テレビを見ていたら、なんと、粘土の中に雑草(サダオー?と説明されたが)の種子を入れて、団子にしたものを、黄土高原で崖から投げて、対崖の岩に貼り付けるという極めて原始的な緑化法が紹介されていた。

  

  これは、昔『わら一本の革命』の著者である、福岡正信氏の提案した方法であるが、それが現実に荒涼たる高原の壁面緑化に実践されているのを知っていささか感慨深かった。

  

  この団子肥料を貼り付ける対崖の土質がもし、アルカリ性の場合は、多分いくら粘土団子の種子が発芽して、根をのばしても雑草は鉄欠乏で直ちに枯れてしまうだろう。であるから、安全のためにも粘土の中には2価鉄資材を入れておくことが、必要条件であると思われる。なぜならアルカリ条件では鉄が不溶態になっているので植物がそれを吸収できないからである。それに対して安定な2価鉄資材は容易に葉や根から吸収されるのである。

  

  それに加うるに、元々アルカリに強い複数のイネ科の種子を粘土団子にできるだけ入れておくことが、壁面緑化の成功の秘訣と思われる。なぜならイネ科植物は根からムギネ酸類を分泌して、不溶態の鉄をキレート化して吸収できるので、アルカリ土壌に強いからである。もちろん空気中の窒素を固定できる豆科の植物も望ましい。

   

(森敏)

秘密

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