2009-03-16 15:02 | カテゴリ:未分類

fuuusoko-teinngu 

 

歯のエナメル質にも顕微鏡で見なければわからない

    小さな穴が開いているとのこと

   (歯医者のカタログの写真です)

 

大臼歯のフッソ(F)・コーテイング

 

  上顎の第2大臼歯のかみ合わせの面を、若いときに金属でかぶせたのだが、その歯が低温や高温でひどく滲みて痛みを伴うようになった。小生の昔の体験からすると、いよいよ歯の神経を抜かねばならないかな、と思って、歯医者に出かけた。こんな感じの痛みまで進行して歯の荒療治をしなかったことは35年前まではなかったからである。

  

  歯医者は、レントゲンをとってよく観察してくれて、「未だ、歯神経までには1ミリぐらいあるので、フッソ・コーテイングしたら、もしかしたら、滲みなくなるのではないか?」というご託宣であった。

  

  『歯の表層のエナメル質は堅いようでもよく見ると小さな穴ぼこだらけである。従って、その穴を通じて歯の近傍の温度変化や酸の濃度をもろに受ける場所がある場合がある。そこの穴にフッソを吹き込んで穴の内側をコーテイングしてやると、神経にふれ無いので変化を感じられなくなるのである』という説明を受けても、この療法の理屈が明確にはよくわからなかったのだが、とりあえずこの治療を受けてみることにした。歯の神経を抜くよりは痛みが少なそうだったからである。

  

  フッソ液を歯に塗って、歯に電極を接して電気を掛けると「ちっ!ちちっ!」という感じで、局所的に激痛が走る。電気を通じてフッソを歯のエナメル質内部の穴のリン酸と表面でイオン結合させているのだそうである(ほんとかな?)が、それを数回我慢したら、治療は終わった。「せっかく結合したフッソが流れるのでこのあと1時間ぐらいは、うがいも食事もしないでくださいね」と言うことであった。

  

  それから1週間ぐらいは未だ口に含んだときの水の温度変化による「滲みる感じ」が続いたのだが、次第に、感度が鈍って来た。しかし完全ではない。そこで2週間目に再度歯医者にでかけた。フッソ液を歯に塗って、電気を掛けたときの「ちっ!ちちっ!」という回数が少なくなっていた。

  

  しかしそれから2週間後に旅行に出かける前日の夜に同じ歯がまた痛くなってきたので、新幹線に乗る2時間前に歯医者にとびこんだ。今回はフッソ・コーテイングの電気をかけても全く痛いと感じなかった。歯医者は「それはあなたの歯が慣れたからです」という。つまるところ、歯の周りにフッソ・コーテイングでフッソの膜がうまくでき上がったので、電気を通しても痛くなくなったのだと言うことである。3度目の正直で、幸いなるか旅行中は痛まず、今までのところ冷たい水を口に含んでも大丈夫である。

  

  こんなに便利で安価な治療法があれば、昔はそんなに急いで歯の神経まで抜かなくて良かったであろうに、と残念でならない。小生はこれまで上あごの6本が差し歯である。35年前は差し歯ですべてを解決したのである。

  

(森敏)

 

 

     

秘密

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