2009-03-04 16:05 | カテゴリ:未分類

中国の食品安全新法について

 

先日以下の報道がなされた。

 

食品安全新法中国が施行へ- 広告出演者に連帯責任

 

朝日新聞【北京=坂尻顕吾】

中国の全国人民代表大会(国会)の常務委員会は28日、「食の安全」確保に向けた新たな食品安全法を可決した。国務院(政府)に食品安全委員会を新設し、食品生産への監督や罰則を強化する。冷凍ギョーザ事件などで広がった食への不安を鎮め、消費者の信頼回復に努める狙いだ。

 同法は6月1日に施行する。最終製品や添加物だけでなく、原材料に使う農薬や肥料まで幅広く検査。生産業者に第1の責任があると定め、違法業者への罰則強化が盛り込まれた。また、有名人が広告出演した食品に問題があった場合は、出演者にも連帯責任を負わせることにした。

 

新法の中身を読んでいないので、現段階では全く正確を期しがたいのだが(誰かにこの法律を訳してもらいたいものだ)、この新法がどれだけの数の食品の品目についてどれだけの数の添加物、肥料、農薬を審査の対象にして、その安全基準値をいくらに設けているのか、非常に興味があるところである。世界の毒物の文献を精査するだけでも大変な労力と時間がかかるはずのものがこんなに迅速(?)に、法律にまで仕上がることにいささかの拙速感を感じる。

 

また、いくら、理念が高邁な法律が出来ても、それを運用する、行政官(共産党幹部)が汚職まみれではどうしようもないのである。そうならないことを切に祈る。

 

画期的なところは、<また、有名人が広告出演した食品に問題があった場合は、出演者にも連帯責任を負わせることにした。> という後段の内容である。世界中の広告塔の俳優やスポーツ選手は、自分が広告塔になっている商品の中身に関して、ほとんどが詳しくないはずで、ただギャラが高いから出演しているだけであろうから、この法律は彼ら有名人にとってはかなり厳しいものであろう。この点は卑しくも社会主義を名乗る中国政府が虚業でメシを食う人種に厳しい試練を課したと考えてもいいのかも知れない。

 

(管窺)

 

秘密

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