2009-02-11 18:53 | カテゴリ:未分類

hanamizuki.jpg

  

        未だ堅いハナミズキのつぼみ

 

             

   

ハナミズキが枯れる理由 

 

  現在、街路樹のハナミズキは葉をすっかり落として春に向けて花芽を徐々にふくらませている。

  

  これを見ながら、昔のことを思い出した。

  

  あるとき大学の農業工学の先輩教授から電話があった。小生に植物のことがわかるだろうからということでの相談だという。

  

  先輩「実は、号館の建物の主任として、建物の周りが殺風景なので、植木屋に頼んで成木のハナミズキを花の色が赤と白に交互に8本植えたんだが、そのうちの4本の木だけ急に葉が散って枯れてきた。どうしてだと思う?」

  小生「そこだけ肥料をやりすぎたとか、殺虫剤を撒きすぎたとかいうことはありませんか?」

  先輩「植木屋はそんなことはしていないというんだがね」

  小生「そこの土だけ特殊なのを使いませんでしたか? 透水性が悪くて水をやりすぎて、根腐れしたとか」

  先輩「見たところは土は全部同じみたいだが」

  小生「うーん、理解不能ですね。いずれにせよ、掘ってみて土を替えるより仕方がないかも」

  

と答えておいた。

  

  しかしそこを通るたびに気になっていた。結局、ダメになったハナミズキは新しいものと植え替えた様子であった。

  

  後日、先輩に会ったときに、「あのハナミズキの件はどうなったのですか?」と聞くと、「土を掘ってみてわかったことは、移植するときにハナミズキの根の周りをビニールがぐるぐる巻いてあったのでどうやら根が窒息したらしい。若い植木屋が親方の知らぬ間にそのビニールを付けて運んできた木をそのまま土に埋め込んでしまったらしい。」

ということであった。

  

   思わず絶句してしまった。

  

  今時の若い植木職人は、木の根が呼吸しているということを、イメージできないんだ。ビニールで根を巻いたら水だって吸えないではないか? そこまで職業倫理が荒廃しているとは。。。。

    

(森敏)

秘密

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