2009-02-07 12:50 | カテゴリ:未分類

諏訪内晶子(すわないあきこ)さんの成長

 

国際舞台で活躍するヴァイオリニストの諏訪内晶子さんが 週間文春(2月12日号)「仕事の話」の連載コーナーで、インタビューを受けている。巧妙なインタビュアーは木村俊介氏。その発言の中で示唆的な内容を2つ引用紹介したい。

 

1.

いつも心がけているのは、活動の幅を狭めないこと。狭めることはいくらでも出来ますけど、広げることは非常に難しいですから。活動の「幅」は広げても、同時に活動の「方向」は広げすぎないように制御することも大切です。

 

2.

ソリストの醍醐味は、・・・共演者の音楽観をつかみつつ、こちらの音楽観をさらに乗せて音楽を作り上げるところです。

 

  これらはなかなか含蓄のある言葉である。

 

諏訪内さんは桐朋学園大学・恩師江藤俊哉・ニューヨークのジュリアード音楽院・コロンビア大学・ベルリン芸術大学などで学び、アシュケナージなど数々の名指揮者のオーケストラと共演を行って来ている。このような多様な経験から、ぐんぐんと教養のレベルアップがなされ、満々たる自信を付けてきたことが、上記の2つの引用文から得られた小生の印象である。

 

彼女の成長記録は日本から世界標準の一流の人物が出来上がっていく、ある意味では典型的なプロセスを示している。優れた才能があってもなかなかこのような道が開かれているとは限らない。彼女は周りが手をさしのべたくなるほど非常に頭が柔軟なのだと思う。主観的には能動的に道を切り開いていったつもりかもしれないが。

 

(森敏)

 

秘密

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