2009-02-04 07:52 | カテゴリ:未分類

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     うるうる涙目の志村喬

 

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      月夜のブランコのシーン 

  「命短し恋せよ乙女。。。」を唄いながら

 

   

映画『生きる』の思い出

  

 風呂から上がってなにげなくテレビをつけたら、俳優志村喬の<うるうる涙顔のシルクハット姿>がアップで映っていた。咄嗟に、これは黒澤明の『生きる』の再放送だと思った。(上記写真)

 

55年も昔になるが、兵庫県芦屋市宮川小学校の6年生の担任は古藪勝(まさる)先生であった。先生はあるとき、「昨日見た映画『生きる』が感動的であった」と、その内容を話してくれた。映画のストーリーの前後は全く覚えていないのだが「先の命のない胃がんの患者が、公園造りにあちこち努力して、その完成した公園でブランコに乗りながら歌を歌いながら凍死する」という話であった。

 

  その話を聞いて、是非その映画を見たいと思ったが、当時は映画を見るお金なんか小学生には無かったので、結局そのままずるずると今日までこの映画を見る機会がなかったのだった。その気になれば大人になってからはレンタルビデオでみられたのだろうが。

 

  今回は途中からのテレビでの映画鑑賞であったが、さいわいそのブランコのシーンを見ることが出来た。。。。と、なんと、ブランコで唄っているのが、

 

命短し、恋せよ乙女/

紅きくちびる、あせぬまに/

熱き血潮の、冷めぬまに/
明日の月日は、ないものを

 

であった。その志村喬の歌い方が何ともいえぬ哀愁を帯びていて、胸にぐっときた。

 

  それにしても、当時の小学校で、先生が、映画の中身を解説してくれていた時代があったのだ。映画『生きる』と言うと、なぜか古藪先生を思い出すのである。

  

(森敏)

秘密

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