2009-01-28 22:58 | カテゴリ:未分類

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  一錠1000mgのビタミンC

 

 

ビタミンCで尿管結石とは

  

内藤裕史筑波大名誉教授の話として、サプリメントのビタミンCの過剰摂取で尿管結石になることを朝日新聞生活欄が紹介している。(2009年1月22日朝刊)

 

不勉強なことに小生は上記のことを全く知らなかった。昔から植物でのビタミンCの生合成経路や、ビタミンCを発酵法で作る方法などには興味があったのだが、経口摂取したビタミンCが人間の体内でどのように代謝されるかには全く関心がなかった。過剰摂取したビタミンCはそのまま尿から排泄されるから、いくら過剰摂取してもいいと言うことが小生の常識であった。

 

従って、アメリカから毎年のごとく1錠あたり1000mgの錠剤が250錠入っているビンを取り寄せて、風邪をひきそうなときには、一日1錠、足らないと思ったら一日3錠ぐらいを数日飲んだこともある。また、風邪をひきやすい知人にそれを奨励寄贈したこともある。

 

しかしある男性が500mg入りサプリメントを一日10錠数日服用して、尿細管に多量の蓚酸カルシュームが沈着して「急性尿細管壊死」と診断された症例を内藤名誉教授は紹介している。

 

改めてインターネットで調べてみると、“ビタミンC(アスコルビン酸)はさまざまな代謝の過程で、2,3-ジケトグロン酸からキシロン酸、リキソン酸、スレオン酸、蓚酸などになる”とある。従って食い合わせが悪いと、最終代謝産物である蓚酸がその分子の近傍にカルシューム(Ca)があると蓚酸カルシュームを形成して 集合管管腔周囲組織> で沈着するようなのである(上川 禎則ら、大阪市大医学部グループによる報告)。衆知のように蓚酸カルシュームは水に溶けない針状結晶を形成するので、それが腎尿細管や尿道壁に刺さるとガマンが出来ない激痛が走るのである。

 

  

素人判断だが、カルシューム含量の高い牛乳やヨーグルトと同時に、ビタミンCを過剰に経口摂取することは、結石を作りやすい体質の人には“あまりよくない食い合わせ”なのではないだろうか。

 

その傍証になると思うのだが、小生は、卑しいことに、あまりに美味しいので、ドイツでフルーツヨーグルトを一日1Lぐらい摂取して1週間目に腎臓結石で救急車で運ばれたことがある。このことは以前のこのWINEPブログでも報告した。そのときはまさかフルーツのビタミンCと結石が関係があるとは思わなかった。ヨーグルトからのカルシュームが主な原因だとは思ったのだが。。。。  

 

ビタミンCは小生の常備薬である。風邪を引きそうだと思ったら、ビタミンCを大量摂取して風邪の進行を止めたことがこれまで数え切れないぐらいあったのだが、一方では同時に尿管結石を進行させていたのかも知れない。そのためか、小生は両方の腎臓に大きな結石を持っている。いつも爆弾を抱えているような気持ちで生きている。実に今後はビタミンCは要注意である。

    

(森敏)

秘密

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