2009-01-12 10:03 | カテゴリ:未分類

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      ハスクボード

 

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       籾殻模様もなかなか風情がある

 

ハスクボード

 

 

  昨年の「エコプロダクト2008」展示会の第7報である。

 

  ハスクボードとはhusk(もみがら)board(板)のことである。お米の籾殻を特殊な糊で固めて堅く成型した板のことである。建築資材としてホルムアルデヒドを発生しないというふれこみである。

 

  「籾殻200トンから約200トンの炭酸ガスが放出されます。いっぽう籾殻からハスクボードを5000枚作ると約40トンのCO2を排出するにすぎません。つまり差し引き160トンのCO2排出を抑制することが出来ます。これは杉の木1100本の年間炭酸ガス吸収量に等しい」と言う説明である。

 

  農家や共同の脱穀場ではこの籾殻はおおむね灰にして畑や田んぼに撒いている。籾殻は灰にすると高い含量の珪酸やカリウムなどのミネラルを全部で20%含んでいるので有用な肥料資材であるのだが、燃やすと炭酸ガスを排出することになる。燃やすことも最近は禁止されているようである。この、普段は捨て場に困っているこの有機物資材を有効利用しようという試みである。日本全国で200万トン生産されていることになる。(お米の籾重での生産量は約1000万トンであるから2割が資源として使えることになる。)

 

  従って日本で生産される籾殻が全部このハスクボードに成型されると、単純計算で1100万本の杉の木が炭酸ガスを固定するに等しいことになる。またこのハスクボードが5000万枚生産されることになる。

 

  建築資材として強度や断熱効果や耐久性などなどまだ多くの研究課題があるのだろうが、ねらいは的を得ていると思った。

   

(森敏)

 

秘密

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