2009-01-04 08:36 | カテゴリ:未分類

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         春日局の墓      

一番上の石柱はなぜかひとつ目小僧のような穴が空いている

 

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苔が乾きすぎて破れたところから霜柱が覗いて見える

 

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 きれいな透明な針状結晶の霜柱(上の写真の拡大図)

    折れてない物はほぼ長さが均一である。

 

麟祥院の霜柱

 

  麟祥院(りんしょういん)は徳川第3代将軍家光の乳母(うば)であった春日局(かすがつぼね)の菩提寺(ぼだいじ)である。それは東京大学の龍岡門のすぐ隣にある。元旦に湯島天神にお参りしようと思って昼過ぎにのこのこ出かけていったら、なんと1キロメートルに渡って行列が出来ていたのであきらめて付近をぶらぶらしたら人気(ひとけ)の少ないこのお寺にぶつかった。あちこちの墓に新しいお花が生けてあるその園内をさまよっていると、足下にきれいな霜柱に出合った。

 

  通常、参拝者は御影石の石畳の上を歩くので、土の部分に踏み込まない。したがってそこには苔が薄く紙のように全面的に張り付いており、それが、下から浮き上がっているように見えた。苔が乾き過ぎて破れたところから、きれいな3センチぐらいの氷の針状結晶が散らばって見えた。霜柱である。墓の影になっているために、この部分の土は気温が低く、昨年末のうちに氷が徐々に結晶化していったのだろう。つまり、苔の下は全面的に霜柱なのである。それで苔が波打って浮いて見えるのである。

 

  それにしてもこの美しい透明の針を重ねたような結晶はどれくらいの時間をかけてどういう伸張の仕方で形成されていったのだろう。だれかカメラで生成のメカニズムを解明してもらいたいものだ。低温を維持しながら連続写真を取ればよいだけであるから、今では簡単なことであろう。

 

  雪の結晶などの話は確か昔読んだ中谷宇吉郎の随筆に載っていたような気がするが、霜柱に関しても記載されていたのかは記憶にない。

 

(森敏)

 

秘密

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