2008-12-27 04:57 | カテゴリ:未分類

hekimennryokka 1 

東館の壁面に成長しつつある蔓性植物。

壁面に近接して鉄製の格子を組ませて

そこにツタを絡ませている。

hekimennryokka 2 

           

         赤と緑の葉の壁面緑化の植生。

樋(とい)が施されていることが分かるが、給水システムは

外からは見えない。植物の根は一体何処にあるのだろうか?

hekimennryokka 3 

         上記写真の拡大図

 

東京ビッグサイトの壁面緑化

  

「エコプロダクト2008」に関する第5報である。

   

「エコプロダクト2008」展示会のイベントホールのある東館の周りを巡ってみると、建物の壁面4面(横幅の全長で300メートルぐらいになろうか)に下から上まで緑化工法が施されている。主としてツタ類が植えられており、金網を伝わってどんどん上に伸びている。ここを訪問するたびに壁面に植物が生長しているので、非常に好ましいことだといつも感心している。

 

写真のように美観を意識してかカラフルに植物を(多分試験的に?)交互に植えているところもある。

 

その気で観察すると現在都心の大きなビルの周りには壁面緑化に挑戦しているところもあり、結構成功しているように見受けられる。都心のヒートアイランド化を抑制する点からも、このビルの壁面緑化は本気で法律で奨励すべき所に来ているのではないだろうか。(屋上緑化では都の条例があるようだが、壁面緑化に関してはすでに何らかの義務化が行われているかどうか小生は知らない)

 

屋上緑化、壁面緑化は植物が都市の車の排気ガスであるNOx, SOx, CO等の浄化を促進するばかりでなく、光合成により葉の周辺から蒸散熱を奪うのでビルの温度を低下する。したがって冷房のための省エネに通じる。さらに炭酸ガス固定も行うので、例え、ツタなどの落葉樹でも、その茎は炭酸ガスのストックとして維持されるので、長期間栽培に成功すれば温暖化防止にも貢献するだろう。

 

屋上緑化はまだ技術的にいくつかの問題点があるようだがここ数年で飛躍的に進歩していると思う。一方壁面緑化技術はほぼ確立しているように思われる。問題は、これらの施行業者には植物の生理生態の専門家が少ないようであるので、 植物の育成管理の知識と技術を習得した農学関連の卒業生をどんどん採用してもらいたいものである。

   

(森敏)

秘密

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