2008-01-10 18:06 | カテゴリ:未分類

鬼の霍乱(かくらん)

 

 筆者は肛門が痔でふさがれているので、寝ていても明け方には大腸にガスがたまって、自家中毒で頭が気持ち悪くなり、目が覚める。そして、トイレでガスを放出して、大便をしてから気持ちが収まり、また就寝となる生活をくりかえしている。つまり「二度寝(にどね)」をやっている。ところが、一昨日の明け方は事情が違った。一度4時頃トイレに行ったが、また6時頃目が覚めて、下腹部に異常を感じた。トイレに行くと、思い切り下痢便であった。寝ると、また8時頃目が覚めて、トイレに行くと今度は全くの水便であった。体のどこからこんなに水が出るのだろうと思うぐらいの量であった。その後も12時までに3回のトイレ通いがあったが、鉄剤のフェロミア(クエン酸第一鉄)を飲んでいるためか、水便は黒々としていた。宿便が全部出た感じであった(おもわず大腸ガン検診の時に下剤と一緒にのむ2-3リットルの溶液が排泄されるときの経験を思い出した)。頭がふらふらするので血圧をはかると低い方が60、高い方が105で普段と変わらない。しかし貧血なのか左右の後頭部が少し痛い。両方の肩凝っており、体がグニャグニャで力が入らない。

 

 さて、この症状はいったい何なのだろうか? ついに大腸ガンの到来か? 何も口にする事ができないので、100 ml ばかりの水だけを飲んで自己観察することにした。夕方になっても気分が回復しないので、妻の強いすすめで、かかりつけの医者に診療終了間際の6時50分に飛び込んだ。問診の結果、医者はいとも簡単に、「最近流行のウイルス性のインフルエンザですね。2-3日もすれば直りますよ。次は奥さんが罹りますから、お気をつけ下さい」と、心配顔で付き添ってきた妻を脅かした。整腸剤(ラックビー)と下痢止め(フェロベリンA)と胃酸分泌阻害剤(ストガー)をもらって帰った。有効な抗生物質はないとのことであった。

 

 その後、すなわち一昨日の夜は大変であった。10時頃から体温が38度になり、手足の末端がずんずん冷えて、布団に入っても、いっこうに暖まらない。仕方なく、電気毛布で足の部分を覆って寝て、やっと気分が安定した。久しぶりの悪寒の感覚も味わった。ひとしきり寝たら、急激な汗でびっしょりになって、夜の2時頃目が覚めた。急いで長袖の下着を脱ぎ変えて、首に手ぬぐいを巻いて寝たが、また汗びっしょりになって4時頃目が覚めた。また下着を替えて、寝たが、今度は悪寒はもう無くなっていた。急激な発汗の後の爽快感から、これは間違いなく風邪であることを実感した。しかし腹はまだガスがたまってごろごろ言っていた。

 

 この日は地下鉄大江戸線の清澄白川駅で降りて中国大使館教育部に行く用事があった。そこでの会合は12時ということで、マスクをしながらおずおずと体調をはかりながら出かけた。書記官の招待でウナギ屋に連れて行かれたが、せっかくの名物のごちそうを、断らざるを得なかった。非常に罰の悪いことをした。しかしそのとき同行した同じ職場の某女史によれば、彼女は一週間前には筆者の下痢はもとより激しい嘔吐を伴う症状であったと言うことであった。今年は年始めから鼻風邪を引いていたので、外では極力マスクをしていたので、外での空気感染は無いはずと思っていたが、どこかで油断したのかもしれない。あまり筆者は手を頻繁に洗う習慣がないので、電車のつり革や手すりを一番疑っている。そこからの手の汚染でウイルスがひょんな拍子に口から入ったのだと思う。「日頃からの不潔な振る舞いがそうさせたのよ。天誅!」という妻の診断でした。

 

 

先日、同じような劇症の風邪を引いたという、知人のメールをいただいた。それには「鬼の霍乱か?」と書かれていた。それにならってこのブログのタイトルを鬼の霍乱といたしました(ビン)

秘密

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