2008-12-03 06:04 | カテゴリ:未分類

首相や大臣の言葉の重み

  

立法府である国会で、例えば予算委員会で、ある法案に対して与野党を問わず議員達が、行政府の長である首相や大臣に質問をしたばあい、その質問に対する首相や大臣の答弁は非常に重い。このときの議事録が残り、各省庁の官僚はその答弁に沿ったように法案を練り直し、法案成立後は、細則や通達を行う。すなわち首相や大臣の答弁の内容が法律の解釈となって、行政府がその精神を施行することになるからである。

 

であるから、国会や記者会見で首相や大臣は軽々しく言葉をもて遊んではならない。また、昨日の発言と今日の発言が、ぶれてはならない。官僚はいつも首相や大臣の発言に注目しており、その発言を行政に反映するべく、ぴりぴりして仕事をしているからである。

 

政権党の方針が定まらず、朝令暮改のような、首相や大臣の発言が頻発すると、官僚は何をどう解釈すれば分からなくなるので、法案を作成することが出来ないので無気力におそわれる。それが困じると、政権党をバカにし始めるのである。信頼して行政の仕事が出来なくなるからである。

 

また、官僚は一応公務員試験をクリアして来ているので、偏差値が高い。彼らの自尊心はこの「公務員試験に通った」という一点にあると言っても過言ではない。だから、麻生首相がいろいろの漢字熟語を誤読するということは、“官僚の麻生ばなれ”を加速していることは間違いないだろう。かれらは影でひそひそと「麻生って教養がないのね」とうわさし合っているに違いないのである。

 

行政府の長たるものは野卑であってもよいがインテリジェントでなければならない。官僚の支持を失ってはおしまいである。

 

(管窺)

秘密

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